はじめに
先日、OSS-DB GOLD Version3.0に合格しました。
スコア的にはかなりぎりぎりでしたが、1発合格ではあります。
OSS-DB SILVERについては腐るほど合格体験記だったりが出てきますが、GOLDについてはあまり記事がないので、自分のように迷える方の指針になればと思い、記事を上げさせていただきます。
筆者について
IT歴4年目です。(社会人歴はもうちょい長いんですが、IT従事者とは呼べないスーパーなんちゃって情シス部門員の時期があったのでIT歴はもう少し短いかなと)
アプリケーションエンジニアで、運用だったりの経験は特にないです。なので当然のごとくPostgreSQLを運用者としていじったことはないです。
PostgreSQLの経験は2年位。最長はOracle。
合格スコア
セクション | 正解率 or スコア |
---|---|
運用管理 | 77% |
性能監視 | 66% |
パフォーマンスチューニング | 100% |
障害対応 | 50% |
スコア | 73点 |
(合格点) | 70点 |
かなりぎりぎりでした。。。
仕事にも関係するパフォーマンスチューニングでかなり取り戻したのが救いでした。
OSS-DB SILVERはping-tやっとけば誰でも受かるって感じでしたが、GOLDはそうではなかった。。。
さきに結論
正直、OSS-DB SILVERのping-tのような「これやりゃ、OK」というものはないです。
極論、網羅するにはPostgreSQLの公式ドキュメントを見るしかない。。。
学習方法
学習期間
2023/2~2023/5の3.5カ月。(2023/5は中旬くらいまで勉強してました)
(頭がよくない&効率的に受かるためだけの勉強とかができないタイプなのでちょっと学習期間は長いかも)
教材
[改訂3版]内部構造から学ぶPostgreSQL―設計・運用計画の鉄則
[改訂3版]内部構造から学ぶPostgreSQL―設計・運用計画の鉄則
これは3周くらい読みました。
PostgreSQLの公式ドキュメントを除けば、この本が一番OSS-DB GOLDの出題範囲を網羅してると思います。
この本はカリカリに読んでおきましょう。
LPI-Japan OSS-DB Gold 認定教材 PostgreSQL 高度技術者育成テキスト
LPI-Japan OSS-DB Gold 認定教材 PostgreSQL 高度技術者育成テキスト
認定教材と言われているものの、これはほぼ読まなかったです。
内容が古くあまり参考にならなそうと思ったので。
OSS-DB Gold 攻略会
こちらは有料の記事になります。
こちらもテキストと問題はそれぞれ3周くらいしました。
僕は最後の1カ月だけプレミアムプランでテキストと問題集をもりもり解いてました。
記事がかなり簡潔にまとまっているので、覚えはしやすいかなと。
OSS-DB 公式サンプル問題集
特にテストで同じ問題が出るわけではないんですが、試験の感じをつかむという上ではやっておいても特に損はないかなと。
これは2周くらいはやりました。
実際に試験を受けて
僕のスコアが物語っていますが、上記の教材やらで勉強しておけば、パフォーマンスチューニングはまあ抑えられます。
が、逆に障害対応のセクションを上記の教材だけで網羅するのはかなり難しいと思います。
上記の教材に障害対応のセクションが無いわけではないんですが、不足してます。
実際、上記のどの教材でも見なかったようなエラーメッセージに関する問題とかかなり出てきたので完全につんだと思いました。
何をすれば「障害対応」のセクションを抑えられるのか僕も教えてほしいです。
OSS-DB GOLDの勉強を経て
教材の話はともかくとして、この試験自体はSILVERの内容からより突っ込んだとこまで勉強でき、(むしろSILVERをもっと突っ込んだ内容にした方がいいんじゃないかとはおもいつつ)かなり勉強になる資格勉強だったと思いました。
「なんでFILLFACTORは100にしてないんだ?」とか「この設定ファイルは何者でどう使われるんだ」とか「SQLのチューニングじゃなくて、PostgreSQLの設定値レベルのチューニングはどこをどういじったらいいの」とかアプリケーションのプログラマーから1段深堀したところを学べたのは非常によかったかなと。