# はじめに
QA(品質管理)を仕事にしているみなさんは品質管理って難しいと思っていますか?
またどのようなマインドでこの仕事に向き合っていますか?
私の記事は、各方面の人それぞれに対して思いやる気持ちを持つことで、
最強の品質管理ができる!と言うことを記載して行きます。
# この記事を書こうとしたきっかけ
まず私の経歴について紹介します。
前々職は別のテスト会社でデベロッパーとの窓口業務含めたリーダーを経験し、
前職では小売店の店長としてマネジメント業務を経験してきました。
その中でQAの仕事をしている人たちがどういったマインドで仕事を行っているのか考えた時、
関係各所に忖度するばかりだったり、ただただ自分の仕事を全うするだけという、
自分本位の考え方で進めてしまっている人が多いのではないかと感じました。
その思いやりが足りない結果が、QAは難しいと感じたり、
意思疎通がうまく行かなかったりにつながるのだと思います。
かくいう自分も状況によってはこのマインドに陥る時もあるので、
そうならないように、常に思いやりを持って考えるように心がけています。
# どのように考えればいいのか
それぞれの立場の人に対して喜んでもらえそうなテーマを掲げれば、
自然と方針や考え方が決まってきます。
主にスマホゲームを想定した内容例を以下に記載します。
※タイトルによって変わってきます。
■プレイユーザーに対して
・ストレスなく快適にプレイすることができるか
・初心者に優しい作りになっているか
■デベロッパーやQA関係者に対して
・開発スケジュール通りに進めることができるか
・情報共有がしやすい体制になっているか
■パブリッシャーに対して
・売上の上がるタイトルになっているか
・パブリッシャーの色が出せているか
■作品に対して
・原作に忠実か(原作ありの場合)
・世界観に違和感がないか(原作なしの場合)
・キャラクターの魅力が伝わるか
どうでしょうか?
いいとこ取りなことばかり書いてるなーと思うでしょうが、
最初からいいとこ取りを目指さないでどうする!という感じですよね。
あとはこれを限られた工数の中でどれだけバランスよく大きな円にできるかが、
品質管理の仕事ということになるわけです。
# まとめ
思いやりは気を遣うこととは違います。
どれか一つに気を遣って円がいびつになってしまっては、良い品質にはなりません。
よく品質管理の中の一つとして、原作に対する作品愛が必要だと言いますが、
その愛をすべての方向に向けることで、良い品質を目指すことはできるのです。
これを念頭において、みなさんも良い品質の商品を作れるように、
一緒にがんばりましょう!