Dockerの不要なデータやコンテナ、イメージ、ボリュームを削除してディスクの空き容量を確保するには、いくつかの方法があります。以下に一般的な方法を紹介します。
1. 未使用のコンテナを削除
停止しているコンテナや、もはや必要のないコンテナを削除するには、以下のコマンドを使用します。
停止しているコンテナを削除
docker container prune
このコマンドは、停止しているすべてのコンテナを削除します。
特定のコンテナを削除
特定のコンテナを削除するには、コンテナIDや名前を指定して次のコマンドを実行します。
docker rm <コンテナIDまたは名前>
2. 未使用のイメージを削除
不要なDockerイメージを削除するには、以下のコマンドを使用します。
使用されていないイメージを削除
docker image prune
このコマンドは、未使用のイメージ(タグがついていないものや、他のコンテナに使われていないもの)を削除します。
全ての未使用イメージを削除
さらに徹底的に削除したい場合、以下のコマンドで使用されていないすべてのイメージを削除できます。
docker image prune -a
このコマンドは、未使用のイメージや、参照されていないタグがついたイメージをすべて削除します。
3. 未使用のボリュームを削除
Dockerボリュームは、コンテナとデータを保存するために使用されます。使用されていないボリュームは削除できます。
未使用のボリュームを削除
docker volume prune
このコマンドは、どのコンテナにもマウントされていない未使用のボリュームを削除します。
特定のボリュームを削除
docker volume rm <ボリューム名>
4. 使用されていないネットワークを削除
コンテナ間の通信に使用されているネットワークが不要な場合、削除できます。
未使用のネットワークを削除
docker network prune
5. 全体的にゴミを削除
上記の方法を組み合わせて、すべての不要なデータを一度に削除したい場合は、次のコマンドを実行します。
docker system prune
このコマンドは、停止したコンテナ、未使用のイメージ、未使用のネットワーク、未使用のボリュームをすべて削除します。
すべてを強制的に削除
さらに厳密に削除したい場合、以下のオプションを追加できます。
docker system prune -a --volumes
これで、すべての未使用のイメージ、ボリューム、コンテナ、ネットワークが削除されます。
これらのコマンドを実行することで、不要なDockerのリソースをクリーンアップし、ディスクの空き容量を増やすことができます。ただし、必要なデータまで削除してしまわないように注意してください。