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ASTERIA WarpのREST機能で実現するWEBデータ連携 ~Qiita APIと繋いでみた~

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こんにちは、SCSK株式会社です!

昨今、DX推進の1つとしてSaaS製品を導入する企業が増加の一途をたどっています。
また、会社独自のWEBシステムや、一般に公開されている便利なWEBシステムを業務で活用しているお客様も多いかと存じます。

これらのシステム間でデータをやり取りする際、手動でのエクスポートやインポート作業は大きな負担となってしまいます。また、一般に公開されているWEBシステムは一括インポートやエクスポートの機能が備わっておらず、1件ずつ検索するような運用でカバーしているお客様もいらっしゃるかもしれません。
このような運用方法では時間と手間がかかるだけでなく、人的ミスも発生しやすくなります。

そんな時にも活躍するのが、データ連携ツール「ASTERIA Warp」です!
以前の記事でもご紹介したようにASTERIAには様々なシステムに対応した専用アダプターが豊富に用意されており、データ連携が簡単に行えます。

システム連携の課題解決!?ASTERIA Warpにおけるアダプタ活用のメリットとは

しかし、アダプターが用意されていないシステムでも、API仕様書が公開されていれば、REST APIを使用してコードを書くより比較的簡単にデータ連携が可能です!

今回は、ASTERIAのREST機能を活用したデータ連携の一例として、Qiita APIを使用してQiita記事のPV数を自動取得し、Excelにまとめる方法をご紹介いたします。
ぜひお客様で導入しているWEBシステムと置き換えて、業務効率化のヒントを見つけていただけますと幸いです。

image.png

ASTERIAのRESTアイコン

ASTERIAではHTTPメソッドを指定してHTTPサーバーとの通信を行う「REST」アイコンが用意されています。 このアイコンに接続先のAPI接続情報を設定することにより、GET、POST、PUT、DELETE処理を実行することが可能となります。

今回は一例として、Qiita投稿記事から「タイトル」、「PV数」を取得し、データを加工してExcelファイルに出力するフローを作成してみます!

Qiitaから投稿記事のデータを自動取得してみた

接続先システムの準備

まずは下記の記事からQiita API仕様書を参考に、API接続に必要な情報を確認します。
https://qiita.com/api/v2/docs

image.png

image.png

また、Qiita APIを使用するために、事前にアクセストークンを取得しておきます。
アクセストークンの取得方法は下記の記事を参考にさせていただきました。
Qiita APIを触ってみる

image.png

ASTERIAフローの作成

次に、ASTERIAの開発画面にてQiitaからデータを取得してExcelに出力する処理を作成します。
ASTERIAを使用せずにAPI連携を実装すると、数十、数百行のコーティングが必要となりますが、ASTERIAでは下記のように5つのアイコンを並べるだけで簡単に処理を作成できます。

image.png

RESTアイコンの設定内容

また、REST APIでの接続はRESTアイコンのプロパティ画面で簡単に設定することができます。

image.png

また、接続に必要なパラメータなどを設定するために、下記3つの項目が用意されています。

URLパラメータ
「URLパラメータ」として設定した値はURLのクエリーパラメータとして利用されます。URLの一部として記述されるため、取得するページの番号などのセキュリティ要件が低い値を設定することが多い項目です。

送信ヘッダー
「送信ヘッダー」として設定した値をHTTPヘッダーに載せてHTTPリクエストを発行します。認証トークンなど、ある程度のセキュリティが必要な情報の送信に適しています。

HTTPボディ
WEBシステムに連携するデータそのものを設定することができます。

今回は下記のように、「URLパラメータ」で取得したい投稿記事のページ番号とページ数、「送信ヘッダー」でアクセストークンを設定しました。

image.png

RESTアイコンをダブルクリックすると、接続のテストを行うことも可能です。

image.png

フローの実行

実際にASTERIAフローを実行すると、下記のようにExcelファイルに出力されました。
今回はExcelファイルに簡単に出力しましたが、専用のExcelアイコンを使用すれば色やフォントを指定して帳票のように出力することもできます。
また、取得したデータをDBや他のWEBシステムにデータを登録することも可能です。

image.png

おわりに

今回は、ASTERIA Warpの「RESTアイコン機能」についてご紹介しました。
専用アダプターがないシステムでも、Web APIを使用してシステム間でリアルタイムかつ柔軟なデータ連携が可能になります。
ASTERIAにはトライアルライセンスもございますため、導入前に各種システムとのデータ連携が可能か検証することもできます。
SCSKではPoC支援も実施しておりますため、ASTERIAやRESTコンポーネントの利用に不安のあるお客様はぜひご相談ください!

SCSK役務支援メニュー

最後までご覧いただきありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!!!

※SCSK株式会社はASTERIA Warpのマスターパートナーです。15年以上の販売実績および、様々な業種・業務での構築ノウハウによりお客様をサポート致します。
※SCSK株式会社では、EAIの導入支援や最適なソリューションの提供を通じて、企業のIT環境をサポートいたします。EAIに関するご相談や詳細については、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※アステリア社が運用しているコミュニティサイト「Asteria Park」や、トレーニングサイト「NoCode Gate」もございます。ぜひご活用ください!

https://asteria-park.commmune.com/view/home
https://nocodegate.asteria.com/

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