はじめに
Google Cloud の gsutil
は、Google Cloud Storage (GCS) との間でデータを操作するための強力なコマンドラインツールです。今回は、よく使われる gsutil
コマンドとその使い方、ユースケースについて説明しますgsutil
コマンドを使用すると、GCS 上のバケットやオブジェクトを簡単に管理できます。これにより、データのアップロード、ダウンロード、同期、削除などの操作を効率的に行うことができます。
1. gsutil cp
gsutil cp
コマンドは、ファイルやディレクトリをコピーするために使用されます。
使い方:
gsutil cp [SOURCE] [DESTINATION]
ユースケース:
- ローカルシステムから GCS へのファイルアップロード。
- GCS バケット間でのファイルコピー。
2. gsutil mv
gsutil mv
コマンドは、ファイルやディレクトリを移動するために使用されます。
使い方:
gsutil mv [SOURCE] [DESTINATION]
ユースケース:
- GCS バケット内でのファイル移動。
- 異なる GCS バケット間でのファイル移動。
3. gsutil rm
gsutil rm
コマンドは、ファイルやディレクトリを削除するために使用されます。
使い方:
gsutil rm [FILE_PATH]
ユースケース:
- 不要になったファイルやディレクトリの削除。
- バケット内のクリーンアップ。
4. gsutil ls
gsutil ls
コマンドは、ファイルやディレクトリのリストを表示するために使用されます。
使い方:
gsutil ls [DIRECTORY_PATH]
ユースケース:
- バケット内のファイルやディレクトリの確認。
- データ整理のためのディレクトリ構造の確認。
5. gsutil rsync
gsutil rsync
コマンドは、ソースとデスティネーションの内容を同期するために使用されます。
使い方:
gsutil rsync [SOURCE] [DESTINATION]
ユースケース:
- 定期的なバックアップのためのデータ同期。
- 異なる環境間でのデータ一致を確保。
6. gsutil du
gsutil du
コマンドは、バケットやディレクトリ内のストレージ使用量を表示するために使用されます。
使い方:
gsutil du [DIRECTORY_PATH]
ユースケース:
- ストレージ使用量の監視。
- コスト管理のための使用量確認。
7. gsutil mb
gsutil mb
コマンドは、新しいバケットを作成するために使用されます。
使い方:
gsutil mb gs://[BUCKET_NAME]/
ユースケース:
- 新しいプロジェクト用のバケット作成。
- データの分類や管理のためのバケット作成。
8. gsutil rb
gsutil rb
コマンドは、既存のバケットを削除するために使用されます。
使い方:
gsutil rb gs://[BUCKET_NAME]/
ユースケース:
- 使わなくなったバケットの削除。
- 不要なリソースのクリーンアップ。
まとめ
Google Cloud の gsutil
コマンドは、データ転送と管理において非常に便利なツールです。このガイドで紹介したコマンドとその使い方、ユースケースを参考にして、あなたのデータ管理ワークフローを最適化しましょう。各コマンドの具体的なオプションや詳細な使用例については、公式ドキュメントを参照してください。
このガイドが、Google Cloud の gsutil
コマンドを利用する際の助けとなれば幸いです。