はじめに
今年11月30日に大阪で開催された 「フロントエンドカンファレンス関西2025」 のコアスタッフとして制作物チームに入り、パンフレット制作を担当しました。
普段はフロントエンドエンジニアとして働いています。
今回初めてFigmaで印刷物を作成したので、記録も兼ねて記事にします。
※ Webサイトやロゴ、素材のデザインは別のデザイナー、サイトの実装はWebサイトチームが行っています。
<印刷物作成の経験>
結婚式のアイテム(招待状、座席カード、メニュー表、メッセージカード、ウェルカムボード、クイズなど)をIllustratorで作成して発注したことがあるだけ。
目次
DTPとは
「Desktop Publishing」を略してDTP(ディーティーピー)です。
日本語では「卓上出版」という意味になります。
パソコン上で印刷物のデータを制作する技術のことを指します。
Figmaでできるの?
DTPではAdobe InDesign、Illustrator、Photoshopなどのソフトを使うことが多いです。
ただAdobeを解約してしまったので、今回はFigmaで作ってみることにしました。
デザイン制作
ロゴ、素材
他のデザイナーの方が作成したものになります。
ネオンをモチーフにしたかわいいデザインです。
文字
フォントの種類は「Noto Sans JP」です。
| 項目 | フォントサイズ(太さ) |
|---|---|
| 見出し | 80px(Bold) |
| 文章 | 38px(Regular)、32px(Regular) |
| タイムテーブルの時間 | 48px(Medium) |
| LTタイトル | 32px(Medium)、28px(Medium)、24px(Regular) |
| 登壇者名、LTの分数 | 24px(Regular) |
当初、上記より大きいフォントサイズで作っていたのですが、他のデザイナーの方に「印刷すると意外と大きいから、もう少し小さくして、ウェイトも細くしていいよ」とアドバイスしていただきました。
トンボ
トンボ(トリムマーク)とは、印刷物を仕上がりサイズに断裁する際や、フルカラー印刷の際にCMYK4色の版を重ね合わせる際の目安となる印です。
印刷物を作成するときは必ずトンボを使用します。
今回は後述する印刷テンプレートを使用しました。
入稿前確認
仮印刷
サイズや余白の確認をしたかったので、制作中、一度コンビニで白黒プリントしに行きました。
用紙は実際のパンフレットと同じA3にしています。
入稿
今回はラクスルに入稿しました。
入稿時の条件
- PDFデータであること
- トンボ
印刷テンプレート
ラクスルに印刷のテンプレートがあります。
今回は「A4仕上がり 2つ折り」のイラレデータを使用。
イラレを持っている他のメンバーに取り込んでもらいました。
イラレがなくて唯一困ったのがテこのンプレですが、なくても制作はできます。
トンボの確認など参考程度に使用しました。
ラクスルのサイトより
※テンプレートの利用は必須ではありません。
用紙設定
光沢紙(コート) 標準(100kg)を選択。
製品からログなどに使用される厚さだそうです。
▽ ラクスルの「A4仕上がり2つ折りパンフレット印刷料金表」
注文
注文の手順は以下のとおりです。
1. お届け先などの登録
カンファレンスの前日に会場まで届くよう日にちを指定
2. 銀行振込
今回はカンファレンス運営の都合上、銀行振込を選択。
3. PDFデータ入稿
4. システムによる自動チェック(無料)
自動でチェックされるので早いし楽です。
データ量によりますが、今回はチェック完了までに数分かかりました。
オペレーターによる目視チェックも選択できます(一部有料)
不安な方はオペレーターチェックにしてもいいかもしれません。
※ 印刷会社や印刷するものによって、先にデータ入稿する場合もあります。
実際の制作物
▽ 表紙、中身、裏表紙
感想
大人数の方が来られるカンファレンスで配布する制作物に関わり、とてもいい経験になりました。
マップを一から作ったので思っていたより時間がかかり、納期ギリギリになってしまったのが反省点です。
機会があればまたデザイン制作したいなと思います。









