「パース可能」であることを意味する英単語として「Parsable」があります。
GitHubで検索すると、かなりの件数(2025年1月30日の時点で1M件以上)ヒットします。
さて、実は「パース可能」であることを意味する英単語として「Parseable」もそこそこ使われているみたいです。(2025年1月30日の時点で502k件以上)
実はこの「Parsable」と「Parseable」で、.NET関連の型名で小ネタがあります。
.NET 6のタイミングで、プレビューとして「Static Abstracts in Interfaces」と「Generic Math」が追加されました。
詳細はこちら:
- 公式ブログ「Preview Features in .NET 6 – Generic Math」
- 公式ドキュメント: 「ジェネリック型数値演算」
.NET 6において、プレビュー機能の一部として、IParseable<T>
が導入されました。(eが入っている)
そんな「IParseable<T>
」は、.NET 7になる前(正式版になる前)のタイミングで、「IParsable<T>
」(eが入っていない)に、名称が変わりました。
正式なクラスリファレンス: IParsable<T>
修正されたのはこのPR: https://github.com/dotnet/runtime/pull/67453
修正された際のdotnet/designsのAPIデザインMeetingのメモはこちら
該当部分を引用すると
A quick English language check says IParsable is the correct spelling over IParseable, and this matches the W3C's guidance and Wiktionary.
なるほど〜
どうやら「e」が入っていない「Parsable」がフォーマルな使い方としては適切だから、正式リリース前に変えたんですね。
でも、「e」が付いている「Parseable」もそこそこ使われているみたい。
「(cとgの後は例外として、)最後の発音しないeは取り除く」らしいんだけれど、英語難しいですね。
- movable
- changeable
- parsable