0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

file-based C# programsが楽しみ

Last updated at Posted at 2025-10-12

2025年11月に正式リリース予定の.NET 10で、file-based C# programs(ファイルベースのC#プログラム)がリリース予定です。

次の理由から筆者は、file-based C# programsをとても楽しみにしています

  • 日常のちょっとしたコードやCI/CDで使うスクリプトにちょうど良い
  • プログラミング初学者、C#初学者への最初の導入・説明がしやすくなる
  • ライブラリやフレームワークのサンプルコードの例示が楽になる

日常のちょっとしたコードやCI/CDで使うスクリプトにちょうど良い

公式の.NET 10が導入されてさえいれば、追加のフレームワークやツールを導入せずとも、単一のC#ファイルを実行可能なことは非常に魅力的です。

充実した言語機能、標準クラスライブラリ、3rd-partyライブラリ、ツール、エコシステムをもつC#、そして.NET。file-based C# programsはライブラリも簡単に導入可能で、.NETにはCLI用のライブラリも当然あります。日常のちょっとしたコードやCI/CDでのスクリプトを、file-based C# programsで作成する機会がたくさんありそうです。

プログラミング初学者、C#初学者への最初の導入・説明がしやすくなる

「プログラミング初学者、そしてC#初学者への最初の導入・説明が、やりやすくなるかもしれないな」と考えています。

「単一ファイルで良い」ということは、「こっちのファイルを開いて、ここの設定をこう変えて」という説明が不要になり、説明がしやすいのではないかな、と考えています。

また、「IDEの手順通り操作をしたら、いくつかのファイルが作られました、いくつかのファイルは後で説明します」となることが多かったのではないかと思います。何かを教える際は、大事なものに絞って説明するべき、と考えています。

file-based C# programsは内部的には、特別なスクリプトではなく通常のC#実行です。ところが初学者は、それを意識しなくても使えます。初学者に対して、.csprojやプロジェクトの説明を「必要なタイミングまで、後回しにできる」ということは、メリットかなと考えています。

ライブラリやフレームワークのサンプルコードの例示が楽になる

file-based C# programsにより、ライブラリやフレームワークのサンプルコードの例示が楽になる、と考えています。

サンプルコードとしてプロジェクトを公開したり、「ライブラリのバージョンはこっちのファイルに、コードはこっちのファイルに」と分散していたりすると、サンプルコードの提供側も利用側も面倒です。一方で、file-based C# programsを使えば、単一のC#ファイルにライブラリの導入設定とその利用コードをすべて書いておけるため、単一のC#ファイルだけ公開するだけでよくなるのではないでしょうか。そのため、file-based C# programsによりライブラリ・フレームワークのサンプルコードの公開は、提供者にとっても、利用者にとっても大きなメリットがあると考えています。

まとめ

file-based C# programs、とても楽しみです

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?