概要
- 本記事では、djangoアプリにて、
migrationsファイルが更新されていない場合に出るエラーについて解説します。
エラー内容
- 以下でマイグレーションを実行。
$ python manage.py migrate
- すると以下のエラーが表示されました。
Your models have changes that are not yet reflected in a migration, and so won't be applied.
Run 'manage.py makemigrations' to make new migrations, and then re-run 'manage.py migrate' to apply them.
- このエラーは、
migrationsファイルが更新されていないため、現在の状態に合わせてデータベースを更新することができないことを示しているようです。
マイグレーションファイルの詳細：
- Djangoがデータベーススキーマの変更を記録するためのファイル。
- 変更=フィールドの追加やモデルの削除など
- ファイルは、「アプリ名/migrations/」以下に保存されます。
- ファイル名は、「マイグレーション番号_マイグレーション名.py」という形式（番号が実行順序）になります。
解決方法
- 以下のコマンドを実行し、モデルの変更をマイグレーションファイルに記録します。
$ python manage.py makemigrations
- その後、再度以下コマンドを実行することで、新しいマイグレーションファイルをデータベースに適用できます。
$ python manage.py migrate
- これで、モデルの変更がデータベースに反映され、エラーが解決しました。
migrateコマンドの詳細：
- Djangoのモデル定義をデータベースに反映させるためのコマンド。
- 上記コマンドにより、Djangoは現在のアプリケーションの状態と、実際のデータベースの状態を比較し、スキーマの違いを検出します。その後、必要なマイグレーションファイルを実行し、データベースのスキーマを最新の状態に更新します。