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MotionBoardのExcelレポート機能を使おう

Last updated at Posted at 2020-10-17

最初に

MotionBoardは綺麗でわかりやすいグラフや画面を作ることができます。



綺麗な上に、動いたりもします。
気になる人は下記リンクをクリックしてください。体験デモもできます。
MotionBoard 体験デモについて(公式HPより)

【MotionBoardとは】

様々なデータソースからデータをあつめ、1つの画面上で統合するMotionBoard。
クラウドサービスとの接続もでき、チャットツール送信もできるのでとてもおもしろいです。

※キャプチャはウイングアーク1st社のホームページより抜粋
ウイングアーク1st株式会社 MotionBoard

しかしそれだけではなく、こういったダッシュボードの情報をExcelやPowerPointに出力できるのです。
それもお手軽に。
(注意:オンプレMotionBoardをご利用の場合は帳票出力オプションが必要になります)

PowerPointレポートの機能を見たい場合はMotionBoardのPowerPointレポート機能を使おうをご覧ください。

たとえばこのようなダッシュボードがあります。
コンビニなどの小売店の売上データを全国規模で可視化したものです。
2020-10-17_23h38_33.gif

右上にあるExcelレポート出力ボタンをクリックしたら、Excelがダウンロードされました。
Excelを開いてみるとチャートがきれいに配置されたExcelレポートが見れました。
またシートが都道府県ごとに繰り返されて出力されています。
image.png
全国の情報を一括で集計して出力することもできますし、今回のようにシートをわけることもできます。

さらに、右下の集計表にはExcelのセルに直接数値が入っています。
image.png

グラフとかはイメージとしてExcelに画像が貼られますが、集計表は数字を埋め込めることができるので、二次加工したりマクロ処理をしたりすることができるんです。

つまりMotionBoardで出力されるExcelレポートをレポートのゴールとすることもできますし、
さらに細かい加工が必要だったら、出力後のExcelで二次加工することができます。

これはとてもオススメな機能ですね。
さっそくやり方を見てみましょう。

つくりかた

基本操作

今回はアクションボタンからExcelレポートを作る方法で解説します。
下図のように
 ①"ボタン"アイコンを置く
 ②アクション種別を"Excelレポート"にする
 ③出力レポートを「新規作成」する
とします。
2020-10-17_23h59_58.gif

左側には作ったチャートが表示されます。
(チャートの名前をちゃんとつけておかないと、わからなくなっちゃいますね)

それをExcelっぽい画面の中にドラッグ&ドロップし、大きさを調整します。
種類を「チャート」から「集計表」に変えて、該当のアイテムをドラッグ&ドロップすると、
セルに埋め込まれるタイプで集計表が設置できます。
2020-10-18_00h11_36.gif

基本操作はこれだけです。

応用操作

ではこれから便利機能を見てみましょう。

シート繰り返し

シートごとに抽出条件を変更して、チャートを出力する機能です。
ここでは、データにあるブロック名(関東とか関西とか)でシートを繰り返す設定をしました。
2020-10-18_00h23_52.gif

繰り返し対象項目名:ブロック名
繰り返しの種類はデータソースから、ブロック名を選択
手動で該当のデータを選んで繰り返し条件にすることもできますが、
今回は「存在する項目値をすべて利用する」にチェックをしました。

ファイル選択

この編集画面からテキストを入力したり、いろいろできるのですが、操作に慣れないと難しいです。
そんなときは事前に、Excelの方で加工をして、ファイル選択で取り込むことができます。
これは大変便利です。

という訳で、このようなExcelを用意しました。
image.png

画面左上の「ファイル選択」からテンプレートをアップロード
image.png

綺麗に読み込まれましたので、ここにチャートをプロットします。
2020-10-18_00h47_29.gif

この作業の繰り返しでレポートが作れます。

ファイル選択の場合の利点は、事前にマクロを仕込んでおくこともできるし、セル計算を仕込んでおくことができます。
例えばMotionBoardでも再現が難しいような複雑なExcelレポートを作る場合でしたら、MotionBoardが出力するのは集計表の結果だけにして、あとはセル計算やマクロなどで綺麗に仕上げればよいのです。
ツールで100%望んだ形にするのは、どの製品でも限界がありますので、そこまでをご要望の場合は、80%までを簡略化するような進め方を推奨します。

おわりに

MotionBoardはダッシュボードを作るだけでなく、このようにレポートもマウス操作で作ることが可能です。
さらにこのレポートをチャットで自動配信したり、社内ファイルサーバに定期的に格納することもできます。

日々のレポート作成業務に追われている方々に、ぜひご覧になっていただきたい機能でございます。

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