macOS Sierra に OS アップデートしたら、gdb デバッグできなくなった

macOS Sierra に OS アップデートしました。
アップデート後、Lazarus で、いつものように実行時デバッグしようとしたら、ブレークポイントで止まりません。
コンパイル、実行はできました。
色々、ググってみても、gdb インストール後、証明をしたらデバッグできるよ、、
gdb を Homebrew から再インストールしなおしてみたり、証明を macOS Sierra で作り直したりと試してみましたが、デバッグは動きません。

結局のところ、gdb のバージョンが古かったようです。

実行時デバッグできたところの備忘録で。

まずは、gdb のバージョン確認。

$ gdb -v

7.11 と返って来ました。

どうも、Lazarus だと、macOS Sierra 環境では、7.11 が未対応となっているようです。
（macOS Sierra が未対応なのだろうか？）

gdb のサイトを確認すると、7.12 がダウンロードできるようなのだけど、

アップグレードしてみても、バージョンは 7.11 のまま

$ brew upgrade gdb

そのうち brew で、最新版の gdb にアップグレードできるようになるのかな？と2週間待ってみたのだけど、変わらず。。
そこで、brew からアップグレードしてみる事にしました。

インストールされている brew のバージョン確認

$ brew -v
Homebrew 0.9.9 (git revision 05ef; last commit 2016-04-26)
Homebrew/homebrew-core (git revision dc97; last commit 2016-04-26)

Homebrew をアンインストール

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/uninstall)"

Homebrew をインストール

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

gdb をインストール

$ brew install gdb

gdb への環境設定。macOS Sierra で必要らしい

$ echo "set startup-with-shell off" >> ~/.gdbinit

再度、gdb のバージョン確認

$ gdb -v
GNU gdb (GDB) 7.12

バージョンが、7.11 から 7.12 に変更されました。

署名をしなおす。

$ codesign -s gdb-cert /usr/local/bin/gdb

Lazarus で、ブレークポイントを付け、実行時デバッグを行うと、デバッグできるようになりました。

良かった良かった。