序章
本記事では、Abaqus Learning Editionを使い、できるだけ入門者が構造解析の流れをつかみやすい形で説明していきます。
なお、Abaqus Learning Editionのインストール方法については、本記事では扱いません。
この部分は環境や時期によって画面や手順が変わることもあるため、インストール方法については、Dassault Systèmesの公式情報など、最新の情報を確認してください。
また、この記事は完全に予備知識ゼロの方向けというよりは、材料力学や構造力学の基礎をある程度学んだ方を主な対象にしています。
最低限として、大学学部生が使用する材料力学や構造力学の教科書レベルの知識があると、内容を追いやすくなります。
本記事では、Abaqusの細かな機能を広く紹介することよりも、構造解析の基本的な考え方と操作の流れをつかむことを重視します。
まずは小さなモデルを通して、解析条件の与え方や結果の見方に慣れることを目標にします。
内容は以下を予定しています。
- 線状要素(棒要素、梁要素)
- 板要素(シェル要素)
- 平面要素(平面応力要素、平面ひずみ要素)
まず第1章では、線状要素である棒要素と梁要素について説明します。