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モダンなデザインで軽量なJavaScriptのコンテキストメニューのライブラリーを作った

Last updated at Posted at 2021-05-24

どんなものを作ったのか

Fluent Designに影響を受けた、モダンで美しく軽量なJavaScriptのコンテキストメニューのライブラリー「modernContext.js」を作りました。

コンテキストメニューが表示されるときにはちゃんとアニメーションも付いています!また、背景はブラーがかかった半透明のデザインです。

ライトモードのときのスクリーンショット

また、ダークモードをサポートしています。ブラウザーがダークモードに設定されている場合、自動で黒を基調としたデザインに切り替わります。

ダークモードのときのスクリーンショット

なぜ作ったのか

ネットでコンテキストメニューのライブラリーを探すとたくさん出てくるものの古いデザインのものが多く、カッコいいもの(とくにFluent Designのような見た目のもの)はなかなか見つかりませんでした。

また、依存しているものがなく単体で動作してほしい(jQueryやだ)ということもあり、自作しました。

対応ブラウザー

WindowsとAndroidのChromeとFirefoxで動作確認しています。SafariやiOS版のChromeについては、動作確認していません。

使い方

npmパッケージとして配布しています。

npm install modern-context

また、単体のJavaScriptファイルとしても配布していますので、お好きな方をどうぞ。

詳しい使い方はGitHubのREADMEドキュメントに書いてありますが、軽く説明します。

// npmパッケージを使う場合
import { Context } from "modern-context";
// 単体のJSファイルを使う場合
import { Context } from "./dist/modern-context.min.js"

// コンテキストメニューの中身を定義
const contents = [
    {
        type: "item",
        label: "Alert",
        callback: () => {
            alert("Clicked!");
        }
    },
    {
        type: "separator"
    },
    {
        type: "item",
        label: "No Callback"
    },
];
// コンテキストメニューの初期化
const context = new Context("#target", contents);

非常にシンプルです。

new Context("#target", contents)の第1引数はターゲットとする要素です。この場合はid="target"が設定された要素を右クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。

第2引数はコンテキストメニューの中身の情報で、オブジェクトの配列になっています。第2引数は省略可能です。

配列に入っているオブジェクトはアイテムとセパレーターの2種類です。アイテムは文字どおりアイテム、セパレーターはアイテム間の区切り線です。アイテムをグループ化したいときにセパレーターを使います。

アイテムの場合、各プロパティーは次のような意味です。

{
    type: "item", //固定。アイテムを指定しているいうことを表す
    label: "Alert", //ラベル。コンテキストメニューにはこのテキストが表示される
    callback: () => { //コールバック関数。アイテムがクリックされたときに実行される。省略可能
        alert("Clicked!");
    }
}

また、セパレーターの場合、次のようになっています。

{
    type: "separator" //固定。セパレーターを指定しているということを表す
}

セパレーターはtype以外の他のプロパティーを指定しても無視されます。

使い方はこんな感じです。ほかにも、インスタンスの作成後にアイテムやセパレーターを追加する関数もあります。詳細はドキュメントを確認してください。

カスタマイズ

CSS変数で見た目をカスタマイズできます。

プロパティー名 デフォルト値 説明
--mc-text-color #333333 (ダークモードのときはwhite) コンテキストメニューの文字色
--mc-background-color rgba(255, 255, 255, 0.7) (ダークモードのときはrgba(51, 51, 51, 0.7)) コンテキストメニューの背景色
--mc-corner-radius 0.25em コンテキストメニューの角の丸みの半径
--mc-font-family sans-serif フォント

更新履歴

2023/02/18

modernContext.jsのv2.0リリースとnpmパッケージの公開に合わせて、記事を更新しました。なお、v2.0はv1系との互換性はありませんので、ご注意ください。

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