カスタムコネクタを使えば、いろんなサービスのAPIを市民開発者の皆さんでも積極的に活用できるのがとても素晴らしく、そして Power Automate だったら、入力項目がきちんと表示されて、こんな風にめちゃくちゃ簡単に利用できます。
ところが、Power Apps で同じように登録しようとしたとき・・・
入力項目が出てこないやん!!
どうやって登録すんねん!!
Record型ってなんやねん!!!
ってなっちゃいますよね(´・ω・`)
というわけで、この「Record型」の書き方はどうやればいいかについて、解説します。
まずは Power Automate で確認する
該当の処理を Power Automate で実行してみて、その入力内容がどういったものかを調査しましょう。
こんな感じでフローを作って実行してみます
実行結果の入力部分を見てみるとこのようになっています。
なるほど、body/record/<列名>/value を指定してその中でデータを入れているわけですね。
body/record という部分が {record: に該当し、その値として Record 型を入力してあげてねっていうことだと思います。
Power Apps での指定の仕方
結論から言うと、Power Automate の入力内容にもあるように、以下のフォーマットでデータを渡せばいいんですよ。
record:{
ItemName: {
value: "BBB"
},
Quantity: {
value: 10
},
Store: {
value: "テスト店"
},
作成者: {
value: {
code: "xxx@xxx.com"
}
}
}
というわけでこんな風に書いてみましたが、どうやらエラーが出てしまいます。
どうも、コネクタで定義されている項目は全て入れる必要があるようです。
というわけで、必須項目じゃないにしても、必ず入れないといけないという仕様のようですので、正しく指定しましょう。
record:{
ItemName: {
value: "BBB"
},
Quantity: {
value: 10
},
Store: {
value: "テスト店"
},
作成者: {
value: {
code: "xxx@xxx.com"
}
},
更新者: {
value: {
code: "xxx@xxx.com"
}
}
}
まとめ
いかがだったでしょうか
Power Automate だと項目が自動的に出てきて扱いやすい一方で
Power Apps だとちょっと難しくなってきがちなカスタムコネクタですが
地道な調査でこのように正しい入力方法を探し出すことができます。
入出力の情報をよく見て考察してチャレンジすることが、一歩先の市民開発者となれる近道ですので、色々試していきましょう。





