内容
SQLiteでは CONCAT や STRPOS といった標準のSQL関数がサポートされていないため、これらをカスタム関数として定義する方法を、SQLAlchemyを使ったテストコードを例にして説明します。以下の内容は、SQLite用にカスタム関数を作成し、SQLAlchemyでこれらの関数を使えるようにする方法を解説します。
カスタム関数をSQLiteに追加する
まず、SQLiteに対して、CONCAT と STRPOS 関数を定義する部分のコードを説明します。
from sqlalchemy import create_engine, event
import sqlite3
from sqlalchemy.engine import Engine
# SQLiteに接続した際にカスタム関数を追加する
@event.listens_for(Engine, "connect")
def connect(dbapi_connection, connection_record):
if isinstance(dbapi_connection, sqlite3.Connection):
# concat関数の定義
def concat(*args):
return "".join(args)
# strpos関数の定義
def strpos(string, substring):
return string.find(substring) + 1 if substring in string else 0
# SQLiteのカスタム関数として登録
dbapi_connection.create_function("concat", -1, concat) # -1は引数の数に制限をかけない
dbapi_connection.create_function("strpos", 2, strpos)
上記のコードをテストコードとして埋め込む
SQLiteでは標準の CONCAT や STRPOS 関数がサポートされていないため、カスタム関数を作成してこれらの関数をSQLクエリで使用できるようにします。このコードを使うことで、SQLAlchemyの接続時にSQLiteに対してこれらのカスタム関数を利用できるように設定します。
結論
上記の方法を使うことで、SQLiteでは標準でサポートされていない CONCAT や STRPOS をカスタム関数として定義し、SQLAlchemyを介してテストコード内で使用することができます。これにより、SQLiteを使ってもPostgreSQLと同様に関数を利用できる環境を整えることができます。