初めに
ファイル情報を表示する「lsコマンド」。
これを間違えて「sl」と入力したときの小話です。
蒸気機関車に出会った流れ
「どんなファイルがあったかな~」
$ sl
「???」
「画面が暗くなった...」
「!?!?!?」
「列車が右から左に...流れていった...」
「なんだこれは...?」
slコマンド
1970年代前後の「sl」コマンドのないコンピュータを想像してください。
「ls」を「sl」とミスタイプすることにより、コンピュータは「sl」コマンドを探し求めます。
当時のコンピュータは処理能力が乏しく、処理に時間がかかり、作業が停滞してしまうことがあったそうです。
これを防ぐために「sl」コマンドというダミープログラムを用意する必要があったそうです。
現代では、コンピュータの処理能力が上昇した結果、「sl」コマンドが不必要となり、ジョークプログラムとして知られるようになりました。
オプション
他のコマンドと同じようにオプションもあります。
文字 | 説明 |
---|---|
-l | 細長いSLが走る |
-a | 車内の客が「HELP!」と叫んでいる |
-F | 空(画面の上のほう)へ飛んでゆく |
最後に
本当に偶然出会ったので「何事か」と思いました。
他にも多くのジョークプログラムが存在しているらしいので、調べると面白いかもしれませんね。
参考
Wikipedia:sl (UNIX)