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Simple Data Integrator (SDI) 実践入門:データ連携 (Oracle からSqlserverへの連携例)

Last updated at Posted at 2022-05-13

はじめに

データベース間でデータを連携する際は、項目同士を対応付ける「マッピング設定」が必要です。
本記事では、Oracle と SQL Server 間のデータ連携を例に、Simple Data Integrator(SDI)を用いたマッピング設定の手順を解説します。

リモート環境(SDI Gatewayサービス経由)でのデータ連携でも、マッピング設定は必要です。ローカル環境と同様の手順で設定できます。


構成図

ソース(Oracle)

スキーマ名:HR
テーブル名:EMP

PK カラム名
key_icon.png EMPID NUMBER
EMPNAME VARCHAR2
DEPT_CODE VARCHAR2
BIRTHDAY DATE

ターゲット(SQL Server)

スキーマ名:sales
テーブル名:社員マスタ

PK カラム名
key_icon.png 社員コード numeric
社員名 nchar
部署コード nchar
誕生日 datetime

設定手順

1. コネクション設定

Source DB/Target DB への接続設定を行います。
詳しい手順は下記記事を参照してください:
🔗 https://qiita.com/RiCCT/items/787a41bb54277a3b26c2

ソースコネクション名 ターゲットコネクション名
HRMS_ORACLE
SALES_SYSTEM__SQLSERVER

2. マッピング設定

ステップ 1:マッピング作成画面を開く

「新規マッピング」ボタンをクリックします。

image.png

ステップ 2:ソース/ターゲットを選択

image.png

No 項目 説明
1 マッピング名 任意の名前を入力(ユニークな名前を推奨)
2 ソースコネクション HRMS_ORACLEを選択
3 ソーステーブル HR.EMPを選択
4 ターゲットコネクション SALES_SYSTEM__SQLSERVERを選択
5 ターゲットテーブル sales.社員マスタを選択
6 カラム一覧取得 「カラム一覧取得」ボタンをクリックしてテーブル構造を読み込み

ステップ 3:カラムのマッピング設定

image.png

No 項目 説明
7 ソースカラム 対応するカラムを選択。自動マッピングも可。
例:
EMPID → 社員コード
EMPNAME → 社員名
BIRTHDAY → 誕生日
8 マッピング対象 連携対象とするかを指定(今回は「部署コード」を除外)
9 更新方式 Merge を選択
※詳細はこちら:
🔗 https://ja.sdi.ricct.com/userguide/mappingtarget/

3. テスト実行

「マッピング実行」ボタンをクリックし、動作確認を行います。

おすすめ
マッピング実行前に、データ参照 ボタンでソース/ターゲットの内容を確認しておくと安心です。
実行後もターゲットデータを確認し、想定通りの転送が行われたかをチェックしましょう。

image.png

No 項目 説明
10 ステータス 成功すれば設定を保存。失敗した場合は詳細を確認して対応。
11 詳細アイコン ログの詳細を確認可能。

4. 保存

「保存」ボタンをクリックして、マッピング設定を保存します。

定期的な連携を行いたい場合は、スケジューラーを作成してマッピングを登録します。
🔗 https://ja.sdi.ricct.com/userguide/schedule/


関連リンク

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