背景
EC2について調べていたら、「ルートボリュームとインスタンスストアの違いってなんだたっけ?」とふと思い調べてそれをメモに残したかった。
EBSについて
まず最初にEBSについて説明します。
概要
EBSはEC2インスタンスとは分離されたブロックストレージである。
特徴
・EC2を再起動してもデータは消えない。
・複数のEBSを1つのEC2にアッタッチができる。
→しかし、EBSとEC2は同じAZに属していなくてはならない。
・スナップショットをS3に保存することができるため、バックアップが可能
・EC2とは分離されているため、ネットワークと通じて通信をしている。
ルートボリューム
EC2インスタンスを起動する際にOSに対して割り当てられる領域。
インスタンスストア
概要
インスタンスストアとはインスタンス専用の一時的なストレージ。
物理的に直接ストレージがホストにアッタッチされている。
特徴
- EC2インスタンス再起動や停止をするとインスタンスストアに保存されたデータが削除されてしまう。(揮発性)
- ホストに直接アッタッチされているため、インスタンスストアとの通信は速い。
- 一部のインスタンスタイプでしかインスタンスストアは使用できない。
例)「d」がつくインスタンスタイプでないと使用できない等。
- IOSPもEBSより高い。
→IOSP(Input/Output Per Second)とは1秒間にインプットやアウトプット処理ができる能力のこと - 料金はEC2インスタンスに含まれる。
表でまとめた
タイプ | 概要 | コスト |
---|---|---|
EBS(ルートボリューム含む) | EC2インスタンスとは分離されたストレージあり、再起動、停止をしてもデータは保存される | EC2とは別途かかる |
インスタンスストア | EC2インスタンスに直接アッタッチされているため性能は高いが再起動や停止をするはデータが削除されるので注意が必要。 | EC2インスタンスに含まれている |
参考文献
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。