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リモナビ: オンプレ提供でお客様システムへの組込

Last updated at Posted at 2024-11-01

リモナビ・オンプレ提供

  • お客さまシステムに内包してリモナビを利用したい
  • オンプレ環境でリーチャビリティのないターゲット接続に活用したい

 このようなケースを想定して、リモナビはオンプレ環境への導入をサポートしています。 提供は docker-compose 形式です。 内部構成は、本体 docker 1つとデータベース情報を格納する volume 1つのシンプルな構成です。

組込み構成例

 上記は、お客様サービスシステムにて、管理ターゲットへのリーチャビリティがない場合の具体的な接続構成図です。 お客様システムへの配備は以下です。

  • RemoNavi オンプレ docker-compose
  • RemoNavi Sender (docker)

RemoNavi Sender の操作は、Sender を リモナビ接続の対象として登録することで、二段階認証の RemoNavi 管理画面からのみ操作することができます。
具体的には、以下のようなイメージです。

リモナビと利用者様サービスシステムの連携

🔹利用シーン

  • 利用者様サービスシステムから、管理ターゲットまでの接続を通信レベルで確立できない。
  • FW設定や、IPマスカレード|SNAT設定のみでは「サービスシステム → 管理ターゲット」方向への接続確立ができない。

 その他、ネットワークセグメント超えなど。

🔹リモナビによる通信経路

 利用者様サービスシステム
  ↓①↓
 RemoNavi Sender
  ↓②↓  TLS通信 + リモナビ独自認証,コネクション確立シーケンス
 RemoNavi オンプレ版
  ↓③↓  TLS通信 + リモナビ独自認証,コネクション確立シーケンス
 RemoNavi Receiver
  ↓④↓
 利用者様管理ターゲット

🔹リモナビを組み込んだ接続の特徴

③ の RemoNavi ー RemoNavi Receiver 間接続で、RemoNavi Receiver側 が TCPクライアントとして接続する点です。 Receiver が RemoNavi へ接続できれば、TCPコネクションは双方向通信のため「FW超え」が実現されると同時に、RemoNavi は プライベートネットワーク内の管理ターゲットのIPアドレスや NAT構成などを意識せずに通信できる点です。 これによって③区間のネットワーク設定が単順な IPマスカレード | SNAT 相当で実現できることになります。

① の 利用者様サービスシステム ー RemoNavi Sedner の通信は、接続先が「利用者様管理ターゲット」から 「RemoNavi Sender」 に変わるだけです。

セキュリティ

  • RemoNavi Receiver が Active かつ RemoNavi 利用状態[可能] でないと RemoNavi オンプレ版にて通信が遮断されます。
  • RemoNavi 通信は TLS通信 で暗号化されます。
  • RemoNavi ー Sender | Receiver 通信は接続時に、独自の認証シーケンス、コネクション確立シーケンスが導入されています。
  • RemoNavi ー Sender | Receiver 通信は、全て通信ログに記録されます。

🔹設定順序

リモナビにて、管理ターゲットまでの経路を作成してから、利用者様サービスシステムにて管理ターゲットの登録をします。

  1. RemoNavi オンプレ版 にて、利用者様管理ターゲットへの経路#1を登録します。
    • 種別 : L4 TCP-Stream
    • 接続種別: Receiver 経由
    • 接続先ホスト|ポート:RemoNavi Receiver からみた接続先のホストアドレスとポート番号
  2. RemoNavi Receiver 側にて、経路#1の 利用登録。
  3. RemoNavi Sender 側にて、経路#1の 利用登録。
    • SenderのAccept Port 番号
  4. 利用者様サービスシステム にて、管理ターゲットの登録
    • 管理ターゲットは、 RemoNavi Sender の ホストと前項の Acceptポート番号を指定
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