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【読み物】StandFM #007 より「NFTを使った投票のお話」

Last updated at Posted at 2023-07-16

この記事は、ドーナツ部長のホールナイトニッポン「#007 NFTを使った投票のお話」の内容を、自動化ツールを組み合わせてテキスト化したものです。テキスト化に際して、一部言い回しのカットや、文末の変更と要約を行っています。

イントロダクション

ドーナツ部長のホールナイトニッポンということで 本日が7回目の配信となります。
今日はですね、現在進行中のドーナツ部長の「レシートのNFT」を使った投票について。

「今、なぜこんなことやっているのか?」ということ。

そして、レシートのNFTをお持ちの方はぜひ投票にお越しください!というご案内です。

本編①「NFTを、意思決定の手段として使う」

今回は、「NFTを使った投票」のお話です。まず前段として、この「投票所」というのは、「ある特定のNFT」を投票権として使う仕組みです。

※Snapshotについては、コチラの記事をご覧ください。
https://miuradonuts.com/2023/06/18/nft-note002/

具体的には スナップショット(Snapshot)と呼ばれるプラットフォーム上に作られている投票所になります。以前にも、「ドーナツ部長のコレクション」では、ホルダーさん向けの投票っていうのを何回かやってるんですね。過去にやった投票の例を挙げてみますと…

「X-Potion」という薬のNFTがあります。ドーナツ部長やカバードピープル・パートナーズという、私が運営しているコレクションで使える、「変化させるお薬」のNFTです。このNFTを使った投票というのを、過去に何回か実施してきました。目的は…私個人だけで方針を決めるのではなくて、ホルダーさんの意見を、今後の運営に取り入れていきたいなという思いがありまして。投票所を作って、皆さんへ投票を呼びかけて、皆さんのご意見を伺うというようなことをやってきました。

今回は、部長を過去に一度でもお迎えいただいたことがある方に送られる「レシートのNFT」と呼ばれるアイテムがあるんですけれども。これを使った、投票ということになります。今回の議題は、部長の方針として決定しているものの中で「できているもの」「うまくいってるもの」ということを整理をしたいと思っています。この「整理をする基準」というものを、ホルダーさんに尋ねることで、どちらの決定をより楽しむことができるかという視点を、運営に取り入れたいと考えています。

本編②「」

ここでは、実際に私がどんなことを投票を使っているのか、紹介をさせて頂きます。運営として「こういうことをやっていきます!」と発表したことを、何かの事情があって路線変更する場合、私はホルダーさんの意見を伺うのが筋だろうと思うわけです。

今回、皆さんの投票によって決定しようといていること。それは、私の好奇心と興味によって作られた、あるアイテムについてです。皆さんへ、無償でお配りしたのはいいんですけど、なかなか運営上の難易度だったりとか、定期的に更新していくのが難しかったりとかで。率直に言えば、うまく運営できてないアイテムというのが、実は…いくつかあるんです。その代表例なのが、「プラントストーン(Plant-Stones)」という、部長の物語の中で登場した植物の石があるんですね。

これは元々、不定期に成長する「ダイナミックNFT」というもので、植物が成長していく様子を描いた作品となります。当時としては、なかなか 私自身が音声で話す機会が非常に少なく、コミュニケーションの方法は、ほぼTweetに限定されていたわけです。そこで、定期的に絵柄を変えることで、所有者の皆さんと「無言のコミュニケーション」が取れるんじゃないかということを、考えたわけです。

※過去にもこんな形でtweetをしています。
https://twitter.com/WinstonDreamer/status/1623915081905102850?s=20

実際に今どうなっているのか…実は今、全く更新ができてない状態となっています。このシステム自体、このまま続けて行くのがちょっと難しいという状況になっておりまして。とは言っても、勝手に廃止するわけにもいかないので、ホルダーの皆さん…つまり「レシートのNFT」を持っている方を対象とした、意思の確認をしてみたいと思ったわけなんです。対象の方には、4つの選択肢を提示しております。「レシートのNFT」をお持ちの方は、4つの選択肢の中から、1つを選んで投票を行うというシステムになります。では、どんな選択肢があるのか、詳しくみてみましょう。

スクリーンショット 2023-07-16 21.20.33.png

  • 1つ目の選択肢は、「そもそも廃止には反対です」という反対意見
  • 2つ目は、「廃止には賛成であるが、石の保有者への補償には、ドーナツトークンを配布」
  • 3つ目は、「廃止には賛成であるが、石の保有者への補償には、レシートのNFTを配布」
  • 4つ目は、「廃止には賛成であるが、保証が適切でないため、保証を決める投票を別途設けて欲しい」

以上の選択肢のいずれかに、自らの意思として、投票してほしいというものとなります。この投票については、ブロックチェーンを介して、どのウォレットがどの選択肢に何票投票したのか?
というのが分かるようになっているんですね。

なんですけど…これは、あくまで皆さんの本当に自由な意見と忌憚のない投票を促したいと考えていますので、「この選択肢には、この人が入れた」っていうのは、あえて追わないようにしています。そして、投票いただいた結果というのは、ホルダーの皆さんからの率直なご意見として、真正面から受け止めていきたいと思ってます。

本編③「なぜ、NFTでの投票にこだわるのか?」

なぜ私が、この「NFTを使った投票」っていうことを、過去何度もやってきたのか。そして、こうして今もやっているか?ということなんですけど…。ホルダーさんの意見を聞きたい、というのも当然に目的としてはあるのですが。実際はですね、意見を聞くだけであれば、Discordのサーバーの中でアンケートを取ったりですとか、Twitterの機能で「アンケート機能」ってあるじゃないですか。正直、自分の活動に近い人や、活動を見てくれている人の意見を聞くのであれば、あの機能で十分なわけですよね。

でもやっぱり、私が主張と思想にアートワークを紐づけて、NFTとして発行している以上は、「投票した履歴」っていうのも、残したいと思うんです。意思を表明した履歴、ですね。匿名だからこそ、その履歴が価値を持つと思うんです。現在、スナップショットっていうのは、投票を全てオンチェーンで管理しているわけではないんです。ウォレットに接続して投票するっていうことは、できるんですけど…実際に、投票結果が全てオンチェーンに刻まれているわけではないんですね。今後そういった仕組みが、導入されるかどうかというのは、まだ分からないんですけど。ただ、「投票した結果」というのは、ちゃんと反映されるんですね。

このウォレットが、何票を投じて意思を示したのか、っていうのはちゃんと履歴が残るんです。NFTを使って、何か行動を起こしたっていうのが、私は非常に意味があると思っています。私自身が、そこにこだわりたいからこそ、今こうして「投票所」を開いて、皆さんに投票をお願いしているということなんですね。

本編④「NFTのユーティリティにも関わる問題」

これはつまり、「NFTのユーティリティ」論争にも関わることだと思っているんです。 「Burn」というのが、一時期めちゃくちゃ流行しました。Manifoldを使った「Burn」っていうのを、見たことがある方多いと思うんですけど。ManifoldでのBurnが、なぜあそこまで主流になったのか…ということと、スナップショットの「NFTを使った投票」っていうのは共通する部分が、あると私は思っています。

それが何かというと、「保有者ができる選択」そのものなんですね。というのも、今までのNFTって言うと、とてもざっくり言えば…トークンを持ち続けるか、もしくは手放すかっていう選択があったと思うんです。しかし、「Burn」が出てきたことによって、NFTを"今の状態のまま"持ち続けるのか、もしくは"生まれ変わらせて"別のNFTとして持ち続けるのか、っていう選択ができるようになったわけです。

これによって、Burnもするけれど、オリジナルも持っておきたいとか、流動性の面でも新しい動きが生まれて、コミュニティもしくはファンの心理にも新しい動きが出てきたわけですね。このスナップショットでの「NFTを使った投票」というのは、同様の動きを生む可能性があると、私は思っていて。NFTを投票権として使うのか、使わないのか、これも一種の選択なわけです。つま、今後NFTを楽しむうえで、重要なのは、ホルダー(ユーザー)の選択肢を増やしてあげること、だと思うんですよね。

エンディング

ここまでで、言ったような「選択」という観点は、非常に重要なキーとなるはずです。「ドーナツ部長」というのは、ホルダーが選択によって、色々な体験を生むことができる、そういうプロジェクトにしたいと、頑張っています。今後も、ぜひお楽しみにしていてください。また、実際にスナップショットを使って投票所を作りたいけど…方法が分からない、という方は、部長のNFTを購入いただければ、ハンズオン形式でサポートの方もさせていただきます。

本日は「スナップショット」を使ったNFTの投票所について、お話をして参りました。では、また。

この記事は、著者が運営するメディア「ぬるぺでぃあ」でも読むことができます(記事はコチラ

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