ログイン画面実装時の厄介な作業
Androidのレイアウトの実装時に、開発者がよく直面する問題の一つはUIパーツ実装の厄介さです。たとえば、このボタンの実装は技術的に全然難しくないのに、marginとか、paddingとか、パーツの間隔とか、いろいろ定義しなければならないし、デザイナーによってデザインが微妙に違うし、同じボタンのはずなのに、なぜか各画面ではデザインが統一されていない、といったことがよくあるのではないでしょうか?
HuaweiIdAuthButtonはこういった悩みを解放してくれるHMSの贈り物です。
HUAWEIログインのボタンデザインは定められている
HMS Account Kit実装入門とHMS Account Kit実装入門(Authorization Code編)でも述べましたが、ファーウェイはこのログインボタンのデザインを細かく定めています。この規定から外れた場合、アプリがAppGalleryの審査に落ちる可能性があります。
デザインについてはこちらをご参照ください。
HUAWEI ID Sign-In Icon Specifications
HuaweiIdAuthButtonとは何か?
AppGalleryの審査を通りたい、でもいろいろ細かい規定がある。どうしよう?と思う方が多くいらっしゃると思います。ファーウェイもこの状況を想定したはずです。ですから、HuaweiIdAuthButtonが提供されていると思います。
HuaweiIdAuthButtonはデザイン規定を適用したログインボタンです。
HuaweiIdAuthButtonの使い方
前準備
HMS Account Kit実装入門に書かれた前準備をご参照ください。
実装
XMLレイアウトの実装は次の通りです。
<com.huawei.hms.support.hwid.ui.HuaweiIdAuthButton
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
app:hwid_button_theme="hwid_button_theme_full_title"
app:hwid_color_policy="hwid_color_policy_red"
app:hwid_corner_radius="hwid_corner_radius_large"
/>
実装はこれだけです。
感想
HuaweiIdAuthButtonはデザインをすべて管理してくれるので、開発が楽になるし、開発時間もけっこう短縮できます。HMS Account Kitを実装しているときにHuaweiIdAuthButtonも合わせて使いましょう。
参照サイト
HuaweiIdAuthButton Usage Guide : https://developer.huawei.com/consumer/jp/doc/HMSCore-Guides-V5/huaweiidauthbutton-0000001050179025-V5
HUAWEI ID Sign-In Icon Specifications : https://developer.huawei.com/consumer/jp/doc/HMSCore-Guides-V5/dev-specifications-0000001050048916-V5