Amazon SNSを用いてAndroid(GMSとHMS)とiOSに対応したプッシュ通知の実装方法―概要
プッシュ通知の実装にあたって、一番大きな問題点は複数種類のデバイス対応です。
たとえば、次のようなデバイスがあるとします。
- Android(GMS)
- Android(HMS)
- iOS
- FireOS
通常のやり方ですと、
- Android(GMS)のクライアント側のFCMの実装
- Android(HMS)のクライアント側のHMS Push Kitの実装
- iOSのクライアント側のAPNSの実装
- FireOSのクライアント側のADMの実装
- Android(GMS)のサーバー側のFCMの対応
- Android(HMS)のサーバー側のHMS Push Kitの対応
- iOSのサーバー側のAPNSの対応
- FireOSのサーバー側のADMの対応
があります。
これですと、実装がかなり大変になります。
実装の手間を省くのに、Amazon SNSを使うことが一つの解決方法です。
Amazon SNSのソリューション
Amazon SNSは次のデバイスのプッシュ通知に対応しています。
- Amazon Device Messaging (ADM)
- Apple プッシュ通知サービス (APNS)
- Firebase クラウドメッセージング (FCM)
- Windows プッシュ通知サービス (WNS): Windows 8 以降と Windows Phone 8.1 以降が対象
- Microsoft プッシュ通知サービス (MPNS): Windows Phone 7 以降が対象
- Baidu Cloud Push: 中国国内の Android デバイスが対象
Android(HMS)には直接に対応していませんが、Amazon SNSのAWS Lambdaのサブスクリプション機能とAWS Lambdaを組み合わせれば、対応が可能になります。
ソリューション図
Android(GMS)やiOS等
Android(HMS)
参考
Amazon SNSを用いてAndroid(GMSとHMS)とiOSに対応したプッシュ通知の実装方法
1―概要
2―クライアント(Android-GMS)
3―クライアント(Android-HMS)
4―クライアント(iOS-APNS)
5―サーバー(Amazon SNS:プッシュトークンの保存)
6―サーバー(Amazon SNS:プッシュトークンの管理:HMS)
7―サーバー(Amazon SNS:プッシュトークンの保存:HMS)
8―サーバー(Amazon SNS:プッシュ通知を配信)
9―サーバー(Amazon SNS:プッシュ通知を配信:HMS)
10―サーバー(Amazon SNS:プッシュ通知を配信:複数のデバイスに同時配信)