書籍名「絵で見てわかるWindowsインフラの仕組み」4章~
著者:株式会社アンク
印象に残った部分
p104 Windowsサーバーとは
Windowsサーバーはマイクロソフトからリリースされているサーバーの総称です。
クライアント版の違いは、個人での仕様や操作だけではなく多くのクライアントのアクセスに同時に答える性能を備えています。
p106 IIS(Internet Infomation Server)
マイクロソフトが開発したWebサーバー。
静的コンテンツや動的コンテンツそれぞれの処理に対応できるようCGI(Common gateway Interface)や、
HTML内に記述されたスクリプトをサーバ上で実行するASP.NETといった仕組みが内包されています。
p107 IISにおける「Webサイト」
普段使うWebサイトとは違う。
IIS上では「コンテンツをネットワーク上に公開するときの単位」。
「ホスト名」、「tcpポート番号」の組み合わせ
p108 仮想ディレクトリ
IISでは「C:\Inetpub\wwwroot」というフォルダが既定のWebサイトコンテンツ公開フォルダになっています。
ここに配置したコンテンツは、あとから後悔したサブフォルダを含めインターネット上へ公開されます。
しかし、wwwrootに含まれない別のデータファイルを公開対象にしたり、フォルダの場所を隠したいときに「仮想ディレクトリ」を使う。
p110 ASP.NET
ASP.NETマイクロソフトによるサーバーサイドスクリプト技術で
1996年に同社が発表したASP(Actyion Server Page)というサーバーサイドスクリプトを発展させ、.Netframeworkに対応させたものです。
p112 サーバーコントロール(Webコントロール)
ASP.NETでは、コントロールをツールボックスからページへドラッグ and ドロップを配置することで、視覚的にWebページを設計できる。
このような作成されたWebページのことをWebフォームといいます。(ウインドウフォームに似てる)
p115 ASP.NET MVC
webフォームの課題とは
・.Netframework以外の経験者にとって馴染が薄い
・一般に公開向けの軽量なページを作るのに向いていない。
がある。
その課題を解消するためにASP.NET MVCが作られました。
Webフォームとは、異なるフレームワークでMVCという非.Net開発者にとってなじみのある開発モデルを採用しています。
p120 ActiveDirectory
ディレクトリサービスとは、ネットワーク上のさまざまな情報資源(ユーザやプリンタ、ファイルサーバなど)を一元管理し、検索できる仕組みのことです。
ActiveDirectoryとはマイクロソフトが提供するディレクトリサービスです。
p121 ドメイン
ドメインは最も基本となる情報の管理範囲のことで、ユーザやグループコンピュータなどに関する情報が含まれています。
ドメイン内の要素を管理するソフトウェアのことをドメインコントローラーといいます。
p126 管理ツールコマンドライン
GUI::管理ツール「Active Directory 管理センター」
CLI::WIndows Powershell
実践できること or 感想
実践できること
・個人用でWindowsServerを立てる(Cloud or オンプレどちらでも良い)
・IISの構築の仕方を確認する
・ASP NETのチュートリアルを目を通す
感想
ASP.NETは業務では使えてないです。現状Webは他の言語でカバーしてますね。
理由としては、2つ考えられますね。
ASP.NETが使えてない理由
Webの知識が新たに必要
デスクトップアプリケーション開発からWeb開発へ移行する場合、IIS、HTML、HTTP通信、セキュリティ、ブラウザに関する幅広い知識が必要になります。
デスクトップアプリケーション開発、保守の業務をこなしながらこれらを習得するのは簡単ではありません。
WinFormsの共通クラスが優秀で、WPF/UWP移行のインセンティブが薄い
数十年前に社内の先人が作成したWinFormsの共通クラスが非常に使いやすく、現状の業務でも十分に機能しています。
新しく入社した私でも問題なく利用できるほど出来が良く、驚いています。
MVVMパターンの普及が進めば人材確保も容易だった可能性
もし、WPFやUWP(MVVMパターンを採用)へ早期に移行できていれば、他言語プログラマからのスキルコンバートも比較的容易だったと思われます。
WinFormsは手軽ですが、エコシステムや人材確保の面では課題が残ります。