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Automation Anywhere で和暦と西暦を変換するには (令和対応)

Last updated at Posted at 2019-08-08

概要

UiPath では数式部分に.NET Framework のライブラリで使える関数が利用できるのですが、Automation Anywhere や WinActor では和暦と西暦を変換するようなライブラリは標準では用意されていません。その場合、サブルーチンにあたるタスクを用意して呼び出す、外部スクリプト (VBScript / JavaScript / PowerShell 等) でロジックを組む、などの処理をする必要があり、いずれも自分でロジックを組むので簡単には実現できません。

Automation Anywhere では、Bot Store という仕組みがあり、別途作成されテストされた拡張機能をインストールすることで、追加機能を簡単に実現することができます。西暦/和暦変換についてもダウンロード可能なので、この方法を使ってみます。

Bot Store から Japanese Utilities ボットをダウンロードする

Bot Store には現在 2 つのボットが登録されています。Automation Anywhere 純正のボットは Perform Japanese Utilities です。ボットをダウンロードするには、Bot Store のアカウントが必要です。これは無料の Community Edition を使っていても無料でアカウントを取得できます。
aa-bot-store-perform-japanese-utilities.png

「Get Bot」でインストーラーをダウンロードした後は、右上の人アイコンから「My Downloads」でライセンスキーを取得して、インストーラーの所定の場所にコピペします。
aa-bot-store-license.png

aa-bot-store-installer.png

そのあとAutomation Anywhere Client を起動すると、「JapaneseUtilities.mbot」というMeta Bot が追加されています。

Japanese Utilities Meta Bot を利用してみる

このMeta Bot をアクションリストのウィンドウにドラッグアンドドロップして、引数などの内容を表示します。西暦→和暦の変換には「ToJapaneseCalendar」コマンドを使います。
aa-wareki-input.png

赤枠で囲った部分に文字列を入力します。
aa-wareki-output.png

タスクを実行すると、2019年6月10日が、令和元年6月10日に変換されていることがわかります。このMeta Bot自体が作成されたのは2018年ですが、令和対応もされているので、OS/.NET Framework のライブラリを使って変換しているのだと思われます。(故に実行環境でOS/.NET Frameworkの令和対応パッチを当てておくのを忘れずに。)

vInputFormatvOutputFormatを変更することで、「令和01.6.10 (vOutputFormat=gyy.MM.dd)」などほかの形の書式にも対応できます。

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