2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

IPアドレスとホスト名を設定方法(CentOS8)

Last updated at Posted at 2020-10-30

###

概要


CentOSをインストール完了後にネットワーク接続構成方法を知ることが必須です。コマンドラインとGUIで二つのネットワーク構成する方法があります。ネットワーク仕様を変更して静的IPを設定したり、動的のネットワークインターフェイスを構成したりできます。
こちらの説明はコマンドラインとNetwork Manager TUIを利用して、下記の内容のネットワーク構成する方法を解説します。
 
①静的(Static)IPアドレスを構成(コマンドライン利用)
②動的(DHCP)IPアドレスを構成(コマンドライン利用)
③静的IPアドレスを構成(Network Manager TUI)
④動的IPアドレスを構成(Network Manager TUI)
⑤ホスト名を変更

①静的(Static)IPアドレスを構成(コマンドライン)

### 1.ネットワークインターフェースを検索    下記のコマンドを実行し、PCのインターフェース一覧を確認する。
# nmcli d

下記のように一覧を表示します。一行のネットワークインターフェースを変更する方法を解説します。

[root@localhost centos]# nmcli d
DEVICE          TYPE      STATE     CONNECTION 
enp0s3          ehternet  接続済み   enp0s3 
virbr0          bridge    接続済み   virbr0 
lo              loopback  管理無し   --         
virbr0-nic      tun       管理無し   --  

### 2.ネットワークインターフェースのConfファイル確認
  下記のコマンドを実行し、「network-scripts」のディレクトリを確認する。

# ls /etc/sysconfig/network-scripts/

下記の通りに該当Confファイルがあること確認できます。

ifcfg-enp0s3 

### 3.該当Confファイルを開き
   network_device_nameに該当デバイス名を置換して下記のコマンドを実行する。

# vi /etc/sysconf ig/network-scripts/ifcfg-[network_device_name]

### 4.Confファイルを修正
   下記の情報を追記と修正し、上書き保存する。  
  ・追記項目 
    IPADDR= 静的IPアドレスを追記
    NETMASK= サブネットマスク
    GATEWAY= デフォルトゲートウェイ
    DNS1=  優先DNSサーバー
    DNS2=  代替DNSサーバー
  ・修正項目 
    BOOTPROTO=static   →静的指定
    ONBOOT=yes      →OS起動時に自動的にネットワークONする指定
    
    ※「ONBOOT=no」になっている場合は、OS再起動の場合はネットワークインターフェースをOFFになってしまいます。
    
### 5.Confファイルを修正

TYPE=enp0s3
PROXY_METHOD=none
BROWSER_ONLY=no
BOOTPROTO=static    → 修正
DEFROUTE=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=yes
IPV6INIT=yes
IPV6_AUTOCONF=yes
IPV6_DEFROUTE=yes
IPV6_FAILURE_FATAL=no
IPV6_ADDR_GEN_MODE=stable-privacy
NAME=port1
UUID=b09ce0d7-6071-461d-b6fc-4ae261729d25
ONBOOT=yes     → 修正
IPADDR= 静的IPアドレス
NETMASK= サブネットマスク      (使用の場合設定) 
GATEWAY= デフォルトゲートウェイ  (使用の場合設定)
DNS1=  優先DNSサーバー        (使用の場合設定)
DNS2=  代替DNSサーバー        (使用の場合設定)

### 6.Networkサービスを再起度

# systemctl restart NetworkManager

TOPへ

②動的(DHCP)IPアドレスを構成(コマンドライン)

### 1.ネットワークインターフェースを検索
   下記のコマンドを実行し、PCのインターフェース一覧を確認する。

# nmcli d

下記のように一覧を表示します。一行のネットワークインターフェースを変更する方法を解説します。

[root@localhost centos]# nmcli d
DEVICE          TYPE      STATE     CONNECTION 
enp0s3          ehternet  接続済み   enp0s3 
virbr0          bridge    接続済み   virbr0 
lo              loopback  管理無し   --         
virbr0-nic      tun       管理無し   --  

### 2.ネットワークインターフェースのConfファイル確認
  下記のコマンドを実行し、「network-scripts」のディレクトリを確認する。

# ls /etc/sysconfig/network-scripts/

下記の通りに該当Confファイルがあること確認できます。

ifcfg-enp0s3 

### 3.該当Confファイルを開き
   network_device_nameに該当デバイス名を置換して下記のコマンドを実行する。

# vi /etc/sysconf ig/network-scripts/ifcfg-[network_device_name]

### 4.Confファイルを修正
   下記の情報を追記と修正し、上書き保存する。  
  ・追記項目 
    IPADDR= 動的IPアドレスを追記
    NETMASK= サブネットマスク
    GATEWAY= デフォルトゲートウェイ
    DNS1=  優先DNSサーバー
    DNS2=  代替DNSサーバー
  ・修正項目 
    BOOTPROTO=dhcp    →静的指定
    ONBOOT=yes      →OS起動時に自動的にネットワークONする指定
    
    ※「ONBOOT=no」になっている場合は、OS起動や再起動の場合はネットワークインターフェースをOFFになってしまいます。
    
### 5.Confファイルを修正

TYPE=enp0s3
PROXY_METHOD=none
BROWSER_ONLY=no
BOOTPROTO=dhcp   → 修正
DEFROUTE=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=yes
IPV6INIT=yes
IPV6_AUTOCONF=yes
IPV6_DEFROUTE=yes
IPV6_FAILURE_FATAL=no
IPV6_ADDR_GEN_MODE=stable-privacy
NAME=port1
UUID=b09ce0d7-6071-461d-b6fc-4ae261729d25
ONBOOT=yes    → 修正
IPADDR= 動的IPアドレス
NETMASK= サブネットマスク      (使用の場合設定) 
GATEWAY= デフォルトゲートウェイ  (使用の場合設定)
DNS1=  優先DNSサーバー        (使用の場合設定)
DNS2=  代替DNSサーバー        (使用の場合設定)

### 6.Networkサービスを再起動

# systemctl restart NetworkManager

TOPへ

①と②番で、コマンドラインを利用してネットワークインターフェースの設定変更を解説しましたが、下記の③と④番でGUI経由で、ネットワークマネージャを開いて設定変更を解説します。

③静的IPアドレスを構成(Network Manager TUI)

### 1.ネットワークマネージャーを開く
   下記のコマンドをコマンドラインで実行してネットワークマネージャを開く

# nmtui

  下記の用にネットワークマネージャーTUIを表示されます。

01.png

### 2.接続の編集を選択
### 3.変更するネットワークを選択

02.png

### 4.IP4設定を「手作業」に変更
03.png

### 5.表示を押下

04.png

### 6.赤枠の設定を変更

05.png

### 7.OKを押下し、戻るでメインメニューで終了
TOPへ

④動的IPアドレスを構成(Network Manager TUI)

### 1.ネットワークマネージャーを開く
   下記のコマンドをコマンドラインで実行してネットワークマネージャを開く

# nmtui

  下記の用にネットワークマネージャーTUIを表示されます。

01.png

### 2.接続の編集を選択
### 3.変更するネットワークを選択

02.png

### 4.IP4設定を「自動」に変更
06.png

### 5.表示を押下し、下記をチェックする

07.png

### 6.OKを押下し、戻るでメインメニューで終了
TOPへ

⑤ホスト名を変更

### 1.ネットワークマネージャーを開く
   下記のコマンドをコマンドラインで実行してネットワークマネージャを開く

# nmtui

  下記の用にネットワークマネージャーTUIを表示されます。

08.png

### 2.システムのホスト名を設定するを選択し、ホスト名を変更
09.png

### 3.OKを押下し、戻るでメインメニューで終了

以上。

TOPへ

2
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?