0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

LM Studio をシステムプロンプト(カスタム指示)で調整する

Last updated at Posted at 2025-11-12

前の記事(以下)に続いて、外部と通信しないローカルAI「LM Studio」をさらに使ってみる

LM Studio で生成AIを使う時、カスタマイズをしたくなる時がある。
一時的なカスタマイズであれば、チャット画面の右上にあるスパナマークから「Context」>「システムプロンプト」を開いて、指示を書くことができる。
例えば、こんな感じ
LM Studioのカスタマイズ例.png

語尾に「にゃん」を付けて、と指示すると、以降の回答に「にゃん」が付くようになる

ChatGPTにある「カスタム指示」と同じことができる

で、まじめな使い方。

初期値(指示なし)で「シュタルク毒の影響と解毒について教えてください」と聞いてみた。シュタルク毒、というものは存在しないので、本来は答えられないはず。
でも、「聞かれたから答えなきゃ!」と生成AIが頑張ってしまう。
カスタム指示なし_ハルシネーション発生.png

こんな感じで現実には存在しない毒について「次世代型神経毒だ」など、もっともらしくウソをついた。(こういう現象を「ハルシネーション」と呼ぶそうです)

で、システムプロンプトに以下のように入れてみた。

情報や根拠が無い場合は「わかりません」と答えてください
情報が正確であること、根拠があることを重視して回答してください
情報に推定が含まれる場合は、推定であることをはっきり述べてください

で、この指示をいれてから、もう一度同じ質問をしてみる。
カスタム指示あり_ハルシネーション抑制.png

正直に「わかりません」と言えるようになった。

書いたプロンプトなどの設定は「プリセット」と呼ばれ、好きな名前を付けて保存できる
仕事用、アイデア出し用、遊び用、など用途に合わせたプリセットを作って使い分けできる

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?