はじめに
この記事はUdon Advent Calendar 2025 - Adventarの22日目の記事です。
コマンドラインエディタの使い方
サーバをいじる機会が多くなり、必然的にGUIに頼れなくなる場面に多く遭遇することとなりました。
そういった場合に対応できるように、今一度コマンドラインエディタの使い方をしっかりとまとめておこうと思います。
注意
各エディタの機能は多岐に渡り、この記事だけでいきなり網羅するのは大変です。
なので、この記事では以下の機能に絞って解説をしようと思います。
- 編集画面の開き方
- ファイルの保存方法
- コピペの方法
コマンドラインエディタをゴリゴリ利用して開発するよりかは、設定ファイルなどをサッと編集するような場面を想定します。
想定環境
UbuntuなどのLinux系環境での作業をしていると考えます。
nano
nanoはLinux系システムにデフォルトで入っていることが多いテキストエディタです。
編集画面の開き方
以下のコマンドでファイル編集画面を開けます。存在するパスを指定した場合はそのファイルを編集することとなり、存在しないものならファイルの新規作成となります。
nano [path/to/file]
コマンドを実行すると以下のような画面が開きます。
下の方に使い方が書いてあるので、コマンドを忘れてしまっても大丈夫ですね。
^と言うのはCtrlを意味し、M-というのはAltを意味するようです。
また、公式がチートシートを公開しているので、これも参考になります。ここにはより詳細に書いてあります。
ファイルの保存方法
-
Ctrl+s:上書き保存(現在のファイルが新規作成したものなら名前を付けて保存となる) -
Ctrl+o:保存先のパスを入力して指定する
Ctrl+xで編集を終了するときも保存するかどうかを聞かれます。
コピペの方法
PCのクリップボードとnanoのcutbufferは別物のようです。
PCのクリップボードにある内容はnano上の貼り付けたい部分にカーソルを合わせた後右クリックをすると貼り付けることができます。
また、マウスでnano上の内容を選択し、Ctrl+cをするとクリップボードにコピーできます(Ctrl+xはnanoのコマンドと競合するため使えません)。
nano内では、以下のコマンドが提供されています。
-
Ctrl+u:cutbufferの内容を現在位置にペースト -
Ctrl+k:現在の行をcutbufferに切り取る -
Alt+6:現在の行をcutbufferにコピー
一部分だけコピーする場合は以下のようにして範囲選択をしてから上記のコマンドを実行します。
-
Ctrl+6でマーク開始 - 左右のカーソルキーで範囲を選択
vim
vimは高性能かつ有名なテキストエディタです。
インストールされていなかったら以下のコマンドでインストールできます。
sudo apt install vim
編集画面の開き方
以下のコマンドでファイル編集画面を開けます。存在するパスを指定した場合はそのファイルを編集することとなり、存在しないものならファイルの新規作成となります。
vim [path/to/file]
編集画面は以下の画像のような感じです。
ファイルの保存方法
Escを押してノーマルモードにしたあと、入力するコマンドに応じてファイルを保存することができます。
-
:w:上書き保存 -
:w [path/to/file]:名前を付けて保存 -
:wq:保存して終了
コピペの方法
vimと同様に、PCのクリップボードにある内容はnano上の貼り付けたい部分にカーソルを合わせた後右クリックをすると貼り付けることができ、マウスでnano上の内容を選択し、Ctrl+Cをするとクリップボードにコピーできます。
Ctrl+Xをしても特に意味はないようです。
vimのコピペはEscを押してノーマルモードにしたあと行います。
-
yy:コピー(範囲選択していない場合はその行) -
dd:切り取り(範囲選択していない場合はその行) -
v:選択モードに移行、その後左右キーで範囲選択 -
p:現在カーソル位置にペースト
emacs
emacsも良く知られたテキストエディタです。筆者の大学では1年時の授業でこれを習いました。
デフォルトでインストールされていない場合は以下のコマンドでインストールします。
sudo apt install emacs
編集画面の開き方
以下のコマンドでファイル編集画面を開けます。存在するパスを指定した場合はそのファイルを編集することとなり、存在しないものならファイルの新規作成となります。
emacs [path/to/file]
編集画面は以下の画像のような感じです。
ファイルの保存方法
以下のコマンドでファイルの保存をすることができます。
-
Ctrl+x-Ctrl+s:上書き保存 -
Ctrl+x-Ctrl+w:名前を付けて保存
Ctrl+x-Ctrl+cで終了する際も保存するか確認されます。
コピペの方法
-
Ctrl+k:現在地から行末まで -
Ctrl+Space:選択モードに移行、その後左右キーで範囲選択(Ctrl+gで取り消し) -
Ctrl+w:選択領域を切り取り -
Alt+w:選択領域をコピー -
Ctrl+y:現在カーソル位置にペースト
おわりに
VSCodeには統合ターミナルがあるので、それを使えばファイルの編集をある程度GUIで行うことができるのですが、それが常にできるとは限りません。
なので、サーバに搭載されているコマンドラインエディタを使えるようにしておく必要があります。
CUIに慣れてくると、こういったエディタを使う方がかえって高速で作業できるはずです。
ではまた、次の記事でお会いしましょう。
参考文献
nanoエディタとvimエディタの使い方(まとめ) #Linux - Qiita
これからvimコマンドを使おうとしている方々へ #Vim - Qiita
Vim – 選択範囲の指定でコピー/カット・ペーストするコマンドの使い方 | Howpon[ハウポン]