1. nanoエディタの基本操作(Macの場合)
nanoは初心者にも使いやすいテキストエディタで、画面の下部に操作方法が表示されるため直感的に操作が可能です。
ファイルを開く
nano ファイル名
例:
nano /private/etc/hosts
基本操作
-
保存する:
Ctrl + O
(「Write Out」)、Enterキーで確定- 画面下部に「File Name to Write:」と表示されるのでEnterキーを押して保存を確定します。
-
終了する:
Ctrl + X
(「Exit」)- 変更がある場合、「Save modified buffer?」と表示されるので、
Y
(Yes)を押して保存するか、N
(No)を押して保存せずに終了します。
- 変更がある場合、「Save modified buffer?」と表示されるので、
-
検索する:
Ctrl + W
(「Where Is」)- 画面下部に「Search:」と表示されるので、検索したい文字列を入力してEnterキーを押します。
-
カット(切り取り):
Ctrl + K
- カーソルがある行全体をカットします。
-
ペースト:
Ctrl + U
- カットした内容をカーソル位置にペーストします。
-
ヘルプを表示:
Ctrl + G
- nanoの操作方法に関するヘルプが表示されます。
1. vimエディタの基本操作(Macの場合)
vimはより強力でカスタマイズ性が高いエディタですが、操作に慣れるまで時間がかかることがあります。vimには「通常モード」と「挿入モード」があり、モードに応じてキーの動作が異なります。
ファイルを開く
vim ファイル名
例:
vim /private/etc/hosts
基本操作
-
挿入モードに入る:
i
- これでテキストの入力が可能になります。
-
挿入モードを終了し通常モードに戻る:
Esc
- 挿入モードから通常モードに戻ります。
-
保存して終了する:
:wq
- 通常モードで
:
を押してコマンドラインモードに入り、wq
と入力してEnterキーを押します。w
は「write(保存)」、q
は「quit(終了)」の意味です。
- 通常モードで
-
保存せずに終了する:
:q!
- 通常モードで
:
を押してコマンドラインモードに入り、q!
と入力してEnterキーを押します。!
は強制終了の意味です。
- 通常モードで
-
検索する:
/検索文字列
- 通常モードで
/
を押してから検索したい文字列を入力し、Enterキーを押します。次の一致箇所に移動するにはn
キーを押します。
- 通常モードで
-
コピーする:
yy
- 通常モードで
yy
を押すと、カーソルがある行全体をコピーします。
- 通常モードで
-
ペーストする:
p
- 通常モードで
p
を押すと、コピーした内容をカーソルの次の行にペーストします。
- 通常モードで
-
カット(切り取り):
dd
- 通常モードで
dd
を押すと、カーソルがある行全体をカットします。
- 通常モードで
申し訳ありません、説明が少し混乱させてしまったかもしれません。モードについての説明は主にvim
エディタに関するものです。nano
エディタにはモードという概念はなく、すべての操作が同じ画面から行われます。
3. vimエディタのモードについて
通常モード
- 説明: vimを起動したときに最初に入るモードです。テキストの編集や移動などのコマンドを入力します。
-
主なコマンド:
-
dd
: 行を削除 -
yy
: 行をコピー -
p
: ペースト -
:
: コマンドラインモードに移行 -
/
: 検索モードに移行
-
挿入モード
-
説明: テキストを直接入力するモードです。通常モードから
i
キーを押すとこのモードに入ります。 -
主なコマンド:
-
i
: カーソルの位置にテキストを挿入 -
a
: カーソルの次の位置にテキストを挿入 -
Esc
: 挿入モードを終了し、通常モードに戻る
-
コマンドラインモード
-
説明: 通常モードで
:
を押すとこのモードに入ります。ファイルの保存や終了などのコマンドを入力します。 -
主なコマンド:
-
:w
: ファイルを保存 -
:q
: vimを終了 -
:wq
: 保存して終了 -
:q!
: 保存せずに強制終了
-
ビジュアルモード
-
説明: テキストを選択するモードです。通常モードから
v
キーを押すとこのモードに入ります。 -
主なコマンド:
-
v
: ビジュアルモードに入る -
V
: 行全体を選択するビジュアルモードに入る -
Esc
: ビジュアルモードを終了し、通常モードに戻る
-