Agent OrchestrationでQiita記事執筆が爆速になった話
※検証環境を利用しています
はじめに
前回の記事
(【第1回】Copilot Studio と Entra IDで、ユーザー認証情報の取得)を執筆する際、AI業務実行基盤「Agent Orchestration」 を使って記事を作成しました。
その体験が『技術発信したいけど執筆に時間を割けない方』の役に立つかもと考え、今回は「AIで技術記事を書いてみた」プロセスそのものを共有します。
技術発信のボトルネックって何だろう
エンジニアにとって技術発信は大切ですが、こんな課題ありませんか?
- 技術検証はできた。でも記事にまとめる時間がない
- 文章を書くのが苦手・時間がかかる
- マークダウンの記法が面倒
今回AIを活用することで、このボトルネックをほぼ解消できました。
作業時間の変化(イメージ)
| 作業 | 従来 | AI活用後 |
|---|---|---|
| 技術検証 | 1日 | 1日(変わらず) |
| 記事構成・執筆 | 数時間〜1日 | 約5分 |
| 校正・微調整 | 30分 | 30分(変わらず) |
検証さえすれば、記事化のコストはほぼゼロに近づきます。
使い方:材料を渡すだけでOK
Agent Orchestrationへの指示はシンプルです。
以下の情報をもとに、Qiita向けのマークダウン形式で記事を執筆してください。
・やりたいこと:〇〇
・手順メモ:〇〇
・注意点:〇〇
渡した「材料」は以下のとおりです。
- 技術検証中にメモした手順
- 参照した公式ドキュメントのURL
- 設定時のポイントや注意点
Agent Orchestrationはこれだけで、
構成・本文執筆・マークダウン化をすべて実施してくれました。
ツール比較:Gemini / Copilot Chat / Agent Orchestration
同じプロンプトで3つのAIツールを試しました。
❌ Gemini
プロンプトを入力した時点でエラーが発生し、処理が開始できませんでした。
スタートラインにすら立てない結果となりました。
△ Copilot Chat
プロンプトは正常に受け付けてくれました。
ただし、マークダウン形式での返答をしてくれないという問題が発生。
「マークダウン形式で書いてください」と再度依頼しても、通常の文章形式での出力に終始してしまいました。
Qiitaの記事仕様(フロントマター、マークダウン記法など)を意識した出力にはなりませんでした。
✅ Agent Orchestration
- Qiitaのフロントマター(title / tags / privateなど)を正しく出力
- マークダウン記法(見出し・表・コードブロック・noteブロックなど)を適切に使用
- 構成・本文・体裁を一括で仕上げてくれた
Qiitaの仕様を理解して執筆できたのは、Agent Orchestrationだけでした。
・Agent Orchestration 検証用のチャットボット画面

比較まとめ
| ツール | プロンプト受付 | マークダウン出力 | Qiita仕様への対応 |
|---|---|---|---|
| Gemini | ❌ エラー | ❌ | ❌ |
| Copilot Chat | ✅ | ❌ 通常文章のみ | ❌ |
| Agent Orchestration | ✅ | ✅ | ✅ |
※今回の結果は、AIサービスの仕様を比較したものではなく、投入するプロンプトや利用環境によって結果が変わる可能性もありますので、一例としてご参照いただけると幸いです。
現時点での制限事項(注意点)
Agent Orchestrationを使った執筆でも、現時点では対応していない作業があります。
現時点で自動化できていないこと
-
スクリーンショット・画像の自動挿入
手順の画像は手動でアップロードし、の形式で埋め込む必要があります。 -
Qiitaへの自動投稿
執筆した内容を自動でQiitaに投稿する機能は現時点では未対応です。 -
機密情報のマスキング確認
クライアントIDなどが含まれている場合、公開前に必ず人の目で確認・マスキングしてください。
💡 画像の自動貼り付けまで対応できたら、技術発信がさらに爆速になりそうです。今後に期待!
まとめ
Agent Orchestrationを使うことで、技術発信のコストを大幅に削減できることが確認できました。
- 材料(手順メモ・参考URL)を渡すだけで記事が完成する
- Qiitaのマークダウン仕様を理解した出力が可能
- 技術検証1日・記事化5分・校正1時間という流れが実現できた
「検証したけど記事にする時間がない」という方は、ぜひAgent Orchestrationを試してみてください!
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【この記事は、全6回のうち第2回】
- 1.Copilot Studio と Entra IDで、ユーザー認証情報の取得
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