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【第5回】<検証レポート>Copilot Studio RAG : GPT-4 vs Claude

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Last updated at Posted at 2026-10-01

◆本記事の位置づけ

【記載内容】
 ・構築したRAGにおけるClaude および GPT-5 のLLMモデル別の
  回答精度/ハルシネーション耐性を検証

【取り組んだテーマ】
 ・Copilot Studioから外部ナレッジソースをRAGとして活用し、AIによる回答生成
  (Web検索やMicrosoft 365サービス以外のデータ活用)

<構成イメージ>
image.png

【この記事は、全6回のうち第5回】

◆本編 :

はじめに

本記事では、Microsoft Copilot StudioとiPaaS製品「HULFT Square」を連携させ、
RAG(本記事シリーズの第1,3,4回で構築したもの)の性能検証を実施しています。


APIによる階層探索のイメージ

image.png

ポイント:

  • 使用API: List Folder APIでフォルダ・ファイル一覧を取得し、Get Text APIでファイル内容を文字列として取得する2つのAPIを組み合わせて疑似検索を実現
  • 検索プロセス: フォルダ名・ファイル名からファイルIDを特定後、テキスト内容をCopilotに渡し、不十分な場合は再度APIを実行するループ構造
  • 実装上の制約: フォルダ名・ファイル名のみで検索するため、ベクトル検索・全文検索は未実装

検証概要

ゴール

  • Copilot ~ HULFT Square ~ クラウドストレージ : 一気通貫でRAGから回答を得られること
  • Copilotが返す回答について、複数シナリオから回答精度を検証する

実施テーマ

テーマ分類 主な検証項目 成果物
RAG性能検証 RAGの回答精度確認 Claude Sonnet 4.5とGPT-5 Chatの性能比較

RAG性能検証 〜テストシナリオ〜

4つのテストケースで、検索精度と回答精度を確認しました。

テストケース一覧

項番 ユーザープロンプト File形式 ケース前提 および 狙い
1 遠隔地勤務の適用条件
について教えて
PDF フォルダ名/ファイル名が明瞭な場合
2 出張精算について教えて Word フォルダ名/ファイル名に解釈の余地がある場合
3 企業Aと当社との
取引状況を整理して
Text
PPT
PDF
複数フォルダに複数ファイルが存在する場合、適切に探索・統合が完了する。
4 企業Bが過去に参加した
すべてのセミナーとアンケート結果を教えて
Excel 複数フォルダの構造化データ(表)の中から部分抽出で結果を取得・統合できる。

性能検証結果

検証方法

各テストケースをモデルごとに5回ずつ実施し、以下2つの指標で評価:

  1. 検索精度 〜ファイル発見能力〜
  2. 回答精度 〜ハルシネーション耐性〜

検証結果サマリ

※ 本表における「C4.5」はAnthropic社のClaude Sonnet 4.5、
 「G5」はOpenAI社のGPT-5 Chatの略称を指します。

  • Claude Sonnet 4.5
LLMモデル C4.5 C4.5 C4.5 C4.5
ケース 1 2 3 4
検索精度 100% 100% 100% 100%
回答精度 100% 100% 100% 100%
  • GPT-5 Chat
LLMモデル G5 G5 G5 G5
ケース 1 2 3 4
検索精度 100% 100% 100% 100%
回答精度 100% 100% 80% 60%
  • 例)テストケース4実施結果 : 構造化データ(表形式)の探索と統合
    image.png

詳細な所見

検索精度: 全モデルで 100% 達成
一度に全ファイルを読み取れないケースあり。
(ただし、深堀すれば想定ファイルを検索・回答することを確認)

回答精度の課題 (GPT-5 Chatで確認)

ケース 発生内容
ケース3 不要な文字列が文章に含まれて回答
ケース4 ハルシネーション(想定と異なる企業情報)

Claude Sonnet 4.5: ハルシネーション報告なし(全ケースで100%精度)

⇒上記結果はLLMの優劣ではなく、AI特有のハルシネーションは推論の中で発生し得る。

まとめ

検証で得られた知見

✅ 実現/確認

  • Copilot ~ HULFT Square ~ クラウドストレージの一気通貫RAG構築が実現可能
  • フォルダ階層探索によるファイル検索は機能する
  • Claude Sonnet 4.5は一度の回答で、多くの情報をまとめて返す傾向がある

⚠️ 課題

  • フォルダ名・ファイル名による検索のみでは大規模利用で限界がある

次のステップ

実装を視野に入れ、以下の選択肢も検討することで大規模データに対応:

  • SharePoint連携で検索精度向上
  • 長期目標: ベクトル検索サービス導入で本格RAG化

検証内容は以上となります。

次回は、【番外編】として
MS資格 AI Businessシリーズ~AB-900~ Copilot & Agent Administration Fundamentals
の資格取得について書きたいと思います。 ※合格できていればですが汗

特に
・資格勉強で良かった教材
・勉強する中での気づき
・AB-900 取得は「こんな人におすすめ」

について記載できればと思っています。

本記事をご覧いただき、ありがとうございました。

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