はじめに
こんにちは、piyovateです🐣✨
前回の記事では、ラズパイPico WHと各種センサーの購入までを紹介しました。
今回は実際にRaspberry Pi Pico WHをセットアップし、MicroPythonで「Hello World」を表示、さらに定番のLチカ(LED点滅)までやってみます。
📌 今回の目標
- Raspberry Pi Pico WHへのMicroPython導入
- 開発環境(Thonny)のセットアップ
- MicroPythonを使った「Hello World」とLED点滅(Lチカ)の実行
- プログラムの自動実行方法(
main.py
の使い方)
🔧 Step1:必要なものを準備
以下のものを用意しましょう。
- Raspberry Pi Pico WH
- Micro USBケーブル(データ通信対応)
- パソコン(Windows/Macなど)
💻 Step2:MicroPythonファームウェアの書き込み
① ファームウェアをダウンロード
まずは公式サイトから最新ファームウェアを入手します。
-
MicroPython公式サイトから最新の
.uf2
ファイルをダウンロード。
※ 各種ダウンロードは自己責任で行ってください。
② ファームウェアを書き込み
- Raspberry Pi Pico WHの「BOOTSEL」ボタンを押しながらUSBケーブルを接続。
- パソコンに表示される「RPI-RP2」ドライブに、ダウンロードした
.uf2
ファイルをドラッグ&ドロップ。 - 書き込みが終わると自動的にドライブが切断されます。
🐍 Step3:開発環境Thonnyのセットアップ
MicroPythonのプログラムを書いて実行するために「Thonny」をインストールします。
- Thonny公式サイトからダウンロードしてインストール。
※ 各種ダウンロードは自己責任で行ってください。
Thonnyの設定
- Thonnyを起動し、「ツール → オプション → インタプリタ」から、
MicroPython(Raspberry Pi Pico)
を選択。
✅ Step4:Hello Worldを試す
MicroPythonの動作確認のために「Hello World」を表示します。
- Thonnyのエディタに以下を入力し、実行ボタン(▶)を押します。
print("Hello, World!")
画面下部のREPLエリアに「Hello, World!」と表示されたら成功です!
💡 Step5:LEDを点滅させてみる(Lチカ)
次にPico WHのオンボードLEDを点滅させてみましょう。
import machine
import time
led = machine.Pin("LED", machine.Pin.OUT)
while True:
led.value(1) # LEDオン
time.sleep(1) # 1秒待つ
led.value(0) # LEDオフ
time.sleep(1) # 1秒待つ
これを実行すると、Pico WHのLEDが1秒間隔で点滅します✨
🚩 プログラムを自動で実行させる(main.py)
作成したプログラムをPico WHに保存し、自動起動させる方法を紹介します。
- Thonnyのエディタで作成したコードを
Ctrl + S
で保存。 - 保存先を「Raspberry Pi Pico」を選び、ファイル名を
main.py
にします。
これでPico WHが起動(電源接続)した際、自動的にプログラムが実行されます。
🔜 次回の予定
次回はいよいよ温湿度センサー(BME280)のピンヘッダを半田付けし、Pico WHに接続して、温度・湿度データの取得にチャレンジします!
次回もぜひお楽しみに🐣✨