はじめに
VimConf 2025 Smallに参加してました!!
これはテキストエディタVimに関するカンファレンスです!
また、U23チケットというものがあり、3300円で懇親会含め参加できます。該当する方は検討してみてください。私もこれで参加しました、ありがとうございます。
私は最近、SlackコミュニティのVim-jpでちょくちょく発言するようになり、もくもく会daikon.vimやゴリラ.vimに参加しました。
私はvimtutorを終えただけのVim初心者で内容を理解できるか不安でしたが、何かしらの学びがあるだろうということで、参加してきました。
講演
正直に言うと、私のVim知識不足により、あまり理解できない部分がありました。
ですので、理解できた部分を中心に書き記しておきます。
nvim-cmp retrospective: Exploring Completion and Facing FOSS Challenges
Vimの補完プラグインに関する講演でした。
いきなりStarsの多いリポジトリを作れたのではなく、他の方のリポジトリに貢献したり、今はアーカイブされた他のリポジトリを自作した経験があったからなのだと学びました。
何事にも言えますが、積み重ねが大事なんだなあと思いました。
また、プラグインの複雑な黒魔術的な処理が、Vim本体の発展とともに必要なくなり、シンプルに書けることも印象に残りました。
ゴリラ.vimで、2016年に非同期処理がVimに追加された話を思い出し、そこに通じることだと思いました。
Introducing the TabPanel Feature: Motivation and Implementation
こちらはVim本体を改良し、TabPanelという機能を追加したことに関する発表でした。
なかなかマージされず、アップストリームから自分のフォークリポジトリにマージし続けて5年間というのがすごいと思いました。
後で調べたのですが、プラグインを使うとTabPanelで色々できるみたいですね。
Lowering the Vim Barrier: Building nvim Environment with AI Assistance
こちらは、AIアシスタントを使用した環境構築についてでした。
のちのLT会で、AIを使い重複したオペレーションをエイリアス提案をする発表があったのですが、そこに通じるものがあると感じました。
Getting Started with your own Neovim feat. mini.nvim
mini.nvimを使用したneovimのチュートリアルに近い発表でした。
よくわかっていないのですが、mini.nvimはオールインワンプラグインみたいな感じなんでしょうか。
今後、Vimを使っていくうえで、試してみたいと思いました。
And Yet, Vim Survived: Thinking and Seeing in the Age of Code You Don't Write
こちらは、生成AIが普及しても人間がソースコードを読み需要があるため、Vimを使って効率良くソースコードを読む方法の発表でした。
エラーメッセージからのソースコードへのジャンプやウィンドウ分割の切り替えについて説明がありました。
さらにUndo操作の際の細かい挙動の問題点を指摘し、オルタナティブのプラグインを提案していました。
Vimを使う上で、この情報を活用したいですね。
Designing Repeatable Edits: The Architecture of . in Vim
こちらは、Vimの繰り返し操作に関する。
そもそも論、私がドット操作は何なのかよくわからなかったので、発表中スマホで調べました。(vimtutorにドット操作の説明あったかな…。私が忘れていただけかもしれない)
常にRepeatableの操作を意識することで、効率良くテキスト編集できることがわかりました。
更にエイリアスを適切に設定しないと、Repeatableにできないことが分かりました。
また、repeat.vimを使うことで、リポートできないプラグインをリピートできます。
You Know They're Not Just Clipboards — Now Learn What They Really Are
こちらはコピーボードに関する発表でした。
まず、vimにおいてコピーしたものがレジスタごとに分かれているのを知らなかったので、勉強になりました。
私の経験上、yyでコピーした後、ddで要らない行削除して、pしたらddで削除した方がコピーされてしまって、「ミスったな」というパターンがあったので、それを思い出しました。
OSのコピーボードとVimのコピーボードを共有している人もいれば、しない人もいるそうです。設定で選べるようです。
Lightning talks
最後に、Lightning talksが行われました。
特に印象が残ったのは、Vim上で動くリバーシゲームです。
プラグイン単体で動くそうです。
私もVim Scirptの勉強がてらに何かネタプラグイン作りたいともいました。
スポンサーLT
各講演の間には、スポンサーLTがありました。
多くの組織や個人がスポンサーとして支えているのだと感じました。
懇親会
4,5グループくらいを回って、挨拶に行ったり、話をしたりしました。
使用しているテキストエディタの話や作ったソフトウェアの話、プログラミング言語処理系の話などをしました。
セキュリティ・キャンプ全国大会の同期とも再会しました。
突発的なプレゼント企画のじゃんけん大会が始まったこともありました。
あと、純粋に立食の練習になりました。
おわりに
VimConf 2025 Smallに参加してきました。
また、イベント内容の説明を行いました。
