はじめに
もともとは社内ツールとして個人的に開発していたもので、将来的には公式ツール、もしくは製品の一部に加えたいと目論んでいたのですが、その後異動があり以前の部署ではメンテナンスできる人もいない中、数か月の時間がたってしまいました。。。
社内でも何人か利用してくれる人がいて、先日久しぶりに機能追加要望をいただき、さらに不具合の報告までいただいてしまったため一念発起しました。
以前の部署に置いて来てしまったソースコードは触れないので、改めて言語を変えて作り直しました。
今後は別途GitHubでソースコードを管理しつつ、個人の部活動として継続的にサポートをしていきます。併せてこの場でも紹介させていただければ幸いです。
現在は個人開発に近い部活動ですが、提供するモジュールには会社が利用するコードサイニング証明書を付与しており、身元はしっかりしおります。
daDashCam

概要 / Overview
バックグラウンドで静かに動作する常駐型のアプリケーションです。ユーザーの作業を邪魔することなく、タスクトレイのアイコンから数クリックするだけで、デスクトップ全体の録画や、ヘッドレスブラウザ操作のモニタリングを開始・停止できます。 再現が難しいバグの記録、ソフトウェアの操作デモ、あるいは個人的な作業手順の備忘録として、さまざまなシーンであなたの「目」となります。
主な特徴 / Features
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🕊️ 軽量&シンプル (Lightweight & Simple)
- タスクトレイに常駐し、複雑なUIは一切なし。誰でも直感的に操作できます。
- 低解像度・低フレームレートでの録画に最適化されており、古いPCや高負荷な作業中でも快適に動作します。
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🤖 高度なChromiumモニタリング (Advanced Chromium Monitoring)
- CDPを活用し、通常の画面録画では捉えきれないブラウザ(Chrome, Edgeなど)内のマウスカーソルの動きやクリック操作を詳細に記録する、ユニークな機能を搭載しています。
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⚙️ 外部連携&自動化 (External Integration & Automation)
- Web API (
/startRecording
,/stopRecording
) やコマンドライン引数 (--start-recording
) をサポート。 - 外部のテストスクリプトとの連携や、PC起動時の自動録画開始など、柔軟で高度な運用が可能です。
- Web API (
-
📊 リソース監視 (Resource Monitoring)
- 録画と同時にCPUやメモリの使用率をCSVファイルに記録。アプリケーションのパフォーマンステストや、システムトラブルの解析にも活用できます。
こんな方におすすめ / Ideal for...
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ソフトウェアテスター / QAエンジニア
- 再現性の低いバグが発生した際の、正確な操作手順の記録に。
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開発者
- ソフトウェアのデモンストレーション動画の作成や、ユーザー操作の再現に。
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カスタマーサポート / ヘルプデスク
- ユーザーからの問い合わせ内容を動画で正確に把握するために。
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すべてのPCユーザー
- 定型的な作業手順の記録や、後で見返したい操作の備忘録として。
インストール / Installation
最新バージョンは、リリースページ)からダウンロードできます。
インストーラー版 (.exe
)と、解凍するだけですぐに使えるポータブル版 (.zip
)を用意しています。
daDashCam Player

概要 / Overview
daDashCam
が操作を「記録」するツールであるのに対し、daDashCam Player
はその記録を「分析」するためのツールです。
「特定の操作をしたらPCが重くなった」「バッチ処理中にCPU使用率がどう変化したか知りたい」といった疑問に答えるため、本プレイヤーは動画のタイムラインとパフォーマンスデータを完全に同期させます。動画を再生・シーク・一時停止すると、その時点でのCPU使用率、メモリ使用量、ディスクI/Oがグラフ上にリアルタイムでプロットされ、パフォーマンスのボトルネックやシステムへの影響を直感的に把握できます。
主な特徴 / Features
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📊 ログと動画の完全同期 (Perfect Sync of Video & Logs)
- 動画の再生ヘッドに合わせて、CSVに記録されたパフォーマンスデータ(CPU, メモリ, ディスクI/O)がグラフに描画されます。
- 動画をシークするとグラフも追従するため、気になる時点のパフォーマンスを即座に確認できます。
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📈 パフォーマンスの可視化 (Performance Visualization)
- Chart.jsを利用した美麗なグラフで、システムリソースの推移を視覚的に分かりやすく表示します。
- CPU・メモリ使用率とディスクI/Oをそれぞれ別のグラフで表示し、詳細な分析をサポートします。
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🔍 フレーム単位の精密な分析 (Frame-by-Frame Analysis)
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といった基本的な再生コントロールに加え、1コマ送り・1コマ戻し機能を搭載。 - パフォーマンスが急上昇したまさにその「瞬間」、画面上で何が起きていたのかをフレーム単位で正確に特定できます。
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🛠️ 便利なユーティリティ (Convenient Utilities)
- スクリーンショット: 気になる瞬間をワンクリックで画像(.png)として保存できます。
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MP4変換:
daDashCam
で録画したWebM動画を、より汎用性の高いMP4形式に変換して出力できます。
ユースケース / Use Cases
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開発者 / QAエンジニア
- アプリケーションのパフォーマンステストにおいて、特定の操作がシステムリソースに与える影響を分析する。
- 「操作が重い」というバグ報告に対し、動画とデータを突き合わせて原因を調査する。
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システム管理者 / ITサポート
- ユーザーから提供された録画データをもとに、PCの不調や特定ソフトウェアの問題をリモートで診断する。
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パワーユーザー
- 新しいソフトウェアを試す際に、バックグラウンドでどれだけのリソースを消費しているかを確認する。
インストール / Installation
最新バージョンは、リリースページからダウンロードできます。
.webm
ファイルとの関連付けをサポートするインストーラー版 (.exe
)と、ポータブル版 (.zip
)を用意しています。
まとめ
上の説明文ですが、AIに書いてもらいました。私が書くよりも上手いですね。特に製品のアピール的な文章は作成した本人が書くというのはなかなか謙遜が入ってしまい難しいので、AIが調子のいい感じで書いてくれるとほんと助かります。
で、今回新たに部活動として始めるにあたり、社内の限られた人だけに使ってもらうのではなく、すべてのBizRobo!ユーザーの方に評価いただければと思い公開することにしました。
上記でも述べた通り、サポートはしますが、仕事としての活動ではないのでスムーズにはいかないかもしれません。ただ、処理しきれないほどの要望やフィードバックが届くとすれば、それは仕事として(製品として)取り組むための機会にもなるのかなとも思います。
問い合わせ先については、担当営業経由でいただいてもいいですし、GitHubのIssue経由でいただいても対応します!