今回は古代中国が起源の「二十四節気」「七十二候」より、「春分」「夏至」「秋分」「冬至」にちなんだ配色を考えます。
#二十四節気 七十二候ってそもそも何?
二十四節気(にじゅうしせっき)とは約2600年前の中国の黄河地方の気候に基づいて、農業の目安として作られた暦です。
日本でも平安時代から使われているようですが、あくまでも中国の気候に関するところから作られた暦なので実際の日本の気候とはずれがあるようです。
太陽の位置を元に1年を24等分したのが「二十四節気」、それをさらに約5日ごとに分けたのが「七十二候(しちじゅうにこう)」と呼ばれております。
#「春分」「夏至」「秋分」「冬至」
二十四節気全部は流石に長くなってしまうので、今回配色を考えるのがこの4つ。
春分:昼と夜の長さがほぼ同じになります。桜の開花情報が出るのがこの辺り。春の訪れを楽しめる頃
夏至:昼の時間が一番長く、夜の時間が一番短い。夏至を過ぎると本格的に暑くなってくるので、夏の訪れを楽しめる頃(お侍さんは夏が一番好きです)
秋分:ここでまた昼と夜の長さが同じになる頃。金木犀の甘い香りが漂い、夕方から涼しくはなりますが、夏の暑さが和らいで過ごしやすくなります
冬至:今現在はここですね。夜の時間が一番長く、昼の時間が一番短い頃(あっという間に日が暮れる…orz)。ゆず湯に入って無病息災を願います
#まとめ
今回は和の雰囲気を出したかったので(一部西洋ですが)写真を参考に色を抽出しました、渋い色はいいですね…。
季節の一部分を切り取り、色で光景を連想出来るようにするのを意識して配色を考えましたが、写真自体の明暗も影響するので中々難しかったです。
ちなみに写真は足成さんの写真をお借り致しました、ありがとう御座います。