オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby リファレンスマニュアル を読んだ。
以前に授業で突かれて分からないもの、今後出てきそうなもの、知らないものをメモる。
- 後回しにした項目(別記事でも作成)
- 正規表現
-
組み込みライブラリ
- ホントに長かったので、メモせず、読んで覚えることにしました
- ヒアドキュメント (行指向文字列リテラル)
- 手続きオブジェクトの挙動の詳細
#字句構造
##予約語
回避方法はあるが、使わない方が身のため。
BEGIN class ensure nil self when
END def false not super while
alias defined? for or then yield
and do if redo true __LINE__
begin else in rescue undef __FILE__
break elsif module retry unless __ENCODING__
case end next return until
#変数と定数
##クラス変数@@
@@で始まる変数はクラス変数
親クラスに、子クラスで既に定義されている同名のクラス変数を追加したら、 子クラスのクラス変数が上書きされる。
class Foo
end
class Bar < Foo
@@v = :bar
end
class Foo
@@v = :foo
end
class Bar
p @@v #=> :foo
end
##定数
- アルファベット大文字で始まる
- 定義されている定数に代入を行おうとすると、警告を出すが、代入される
- クラス定義の外(トッ プレベル)で定義された定数は Object に所属する
- あるクラスまたはモジュールで定義された定数を外部から参照する ためには
::
演算子を用いる。 - Objectクラスで定義の定数(トップレベルの定数と言う)を確実に参照するには左辺無し。
- あるクラスまたはモジュールで定義された定数を外部から参照する ためには
module M
I = 35
class C
end
end
p M::I #=> 35
p M::C #=> M::C
p ::M #=> M
M::NewConst = 777 # => 777
#リテラル
##バックスラッシュ記法
文字列中でバックスラッシュの後に記述する文字によって、意味を持たせる事ができます。
- \t タブ(0x09)
- \v 垂直タブ(0x0b)
- \n 改行(0x0a)
- \e エスケープ (0x1b)
- \s 空白 (0x20)
- \nnn 8 進数表記 (n は 0-7)
- \xnn 16 進数表記 (n は 0-9,a-f)
##%記法
バックスラッシュの数をコードから減らす効果
配列式では、文字列の配列やシンボルの配列を簡単に表現できる
- %!STRING! または %Q!STRING!: ダブルクォート文字列
- %q!STRING! : シングルクォート文字列
- %w!STRING! : 要素が文字列の配列(空白区切り)
%w(foo bar bazz)
== ['foo', 'bar', 'baz']
- %W!STRING! : 要素が文字列の配列(空白区切り)。式展開、バックスラッシュ記法が有効
v = "c d"
%W(a\ b #{v}e\sf #{})
=> ["a b", "c de f", ""]
- %s!STRING! : シンボル。式展開、バックスラッシュ記法は無効
- %i!STRING! : 要素がシンボルの配列(空白区切り)
- %I!STRING! : 要素がシンボルの配列(空白区切り)。式展開、バックスラッシュ記法が有効
#演算子
##優先順位
&& > || > and or
a && b || c #=> (a && b) || c
a || b && c #=> a || (b && c)
##再定義できない演算子
= ?: .. ... not && and || or ::
##多重代入
foo, bar = [1, 2] # foo = 1; bar = 2
foo, bar = 1, 2 # foo = 1; bar = 2
foo, bar = 1 # foo = 1; bar = nil
foo, bar, baz = 1, 2 # foo = 1; bar = 2; baz = nil
foo, bar = 1, 2, 3 # foo = 1; bar = 2
foo = 1, 2, 3 # foo = [1, 2, 3]
*foo = 1, 2, 3 # foo = [1, 2, 3]
foo,*bar = 1, 2, 3 # foo = 1; bar = [2, 3]
# 左辺の最後の式の直前に * がついていると、対応する 左辺のない余った要素が配列として代入
##&&と||
&& : 左辺を評価し、結果が偽なら、その値(つまり nil か false) を返す。
左辺の評価結果が真なら、右辺を評価しその結果を返す
|| : 左辺を評価し、結果が真なら、その値を返す。
左辺の評価結果が偽なら、右辺を評価し その評価結果を返す。
##条件演算子
式1 ? 式2 : 式3
# 上と下は同じ
if 式1 then 式2 else 式3 end
# 例
x = 123456789
x%3 == 0 if "3x" : "hazure"
=> 3x
#制御構造
##unless
unlessはifと反対で、条件式が偽の時にthen以下の式を評価。elsifを指定できない。
##制御構造(ifなど)の修飾子
式 if 式の様に、一行で書くやつ。
右辺の条件が真/偽の時にに、左辺の式を評価してその結果を返す。
##retry
rescue 節で begin式からもう一度実行するのに使用。
処理が成功するまで処理を繰り返すようなループを作れる。
begin
do_something # exception raised
rescue
# handles error
retry # restart from beginning
end
# rescue 節以外で retry が用いられた場合にはSyntaxError`
#クラス/メソッドの定義
##呼び出し制限
- public : 制限なし
- private : 関数形式でしか呼び出せない
- protected : ソッドを持つオブジェクトが selfであるコンテキストでのみ呼び出し可能。
- nitializeは定義する場所に関係なく常に private
class Foo
def foo
p caller.last
end
protected :foo
end
##alias
メソッドあるいはグローバル変数に別名をつけます。
メソッド名には識別子そのものかリテラル/シンボル を指定
# alias 新メソッド名 旧メソッド名
# alias 新グローバル変数名 旧グローバル変数名
alias foo bar
alias :foo :bar
alias $MATCH $&
##undef メソッド名
メソッドの定義を取り消す
##defined? 式
式が定義されていなければ、偽を返す。定義されていれば式の種別を表す文字列を返す
#Ruby用語集
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