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新しく利用するドメインやIPアドレスが闇サイトの使いまわしでないことを確認するには

Last updated at Posted at 2020-02-27

概要

新しくウェブサイトを立ち上げたりメールサービスを利用開始する場合に必ず必要になるのが独自ドメインIPアドレスです。インターネットが一般的になってから既に25年が経過して、IPv4アドレスは枯渇していて、多くの人が取得したい人気のある独自ドメインも、誰かの使いまわしである可能性が高いです。

そのために、新しく取得した独自ドメインやIPアドレスを使ってウェブサイトやメールを使い始めたときに、過去に闇サイトやスパム送信で使われていて、セキュリティソフトからブロックされてしまう、といったリスクもあります。

セキュリティソフトで引っかかった例:
image.png

そのため、独自ドメインやIPアドレスを取得する際に、以下の手順を踏んでレピュテーション (評判)を確認しておくことをお勧めします。レピュテーションが悪い場合、取得をやめて別のものにするか、ブロックリスト解除申請を行いましょう。

主要なパブリック/ベンダーブロックリストの確認

以下の主要なパブリックリスト、セキュリティベンダーのブロックリストで、対象のドメインやIPアドレスをチェックしてみましょう。もしブロックリストに載ってしまっている場合は、解除申請を出してみましょう。

リスト名 登録情報 URL
Barracuda ドメイン, IPアドレス http://www.barracudacentral.org/lookups
DNSBL IPアドレス http://dnsbllookup.com
McAfee ドメイン https://www.trustedsource.org/
MultiRBL ドメイン, IPアドレス http://multirbl.valli.org/
Norton ドメイン https://safeweb.norton.com/
Proofpoint IPアドレス https://ipcheck.proofpoint.com/
Sophos IPアドレス https://www.sophos.com/ja-jp/labs.aspx
Spamhaus ドメイン, IPアドレス https://www.spamhaus.org/lookup/
Symantec IPアドレス https://ipremoval.sms.symantec.com/
Trend Micro IPアドレス https://www.ers.trendmicro.com/reputations

プロモーションメールを送る場合の注意事項

メールサービスを立ち上げて、自社の顧客などにプロモーションメールを送る場合、受け取った顧客がセキュリティソフトを通して迷惑メールであるという判定をこれらのベンダーや団体に送る可能性があります。その時に、プロモーションメールを送るドメインと、自組織の従業員が同じドメインを使っている場合、自社の従業員が送る通常のメールも外部の受信者に届く前にセキュリティソフトにスパム判定されてブロックされてしまうリスクが上がってしまいます。このため、プロモーションメールを送る送信元ドメインと、従業員が利用するメールドメインは必ず別のものを使いましょう。

参考記事

ブロックリスト (ブラックリスト)の技術的なしくみについては以下に詳しいことが載っていますので、参考にしてください。

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