Etherent/IP CIP通信コマンド通信試験ツールを公開しました CipMes2026 Pro
EtherNet/IP・CIP通信試験ツール CipMes2026 の Pro版の機能と使い方です。
- Webサイト: https://osdes.com/pc/tools/cipmes.html
- 動作確認環境: Windows 11、.NET 10.0
1. Free版とPro版の違い
Free版とPro版は同じプログラムです。ライセンスキーを登録するとPro版になります。
Free版・Pro版 共通
| 分類 | 機能 |
|---|---|
| 接続 | UCMM / Class3 での接続(KEYENCE・OMRONの違いは自動判別) |
| 一般 | CIPオブジェクト個別指定(サービスコード・クラスID・インスタンスID・アトリビュートIDを指定して送信) |
| KEYENCE | 65: PLCオブジェクト、01: Identity、02: Message Router、04: Assembly、F5: TCP/IP Interface、F6: Ethernet Link、Tag指定サービス |
| OMRON | 01: Identity、74: NX Configuration、F5: TCP/IP Interface、F6: Ethernet Link、C4: PLCオブジェクト、変数読み書きサービス |
| ログ | 送受信データDUMP、CIPメッセージログ、cip_log.txt |
| 表示 | 日本語 / English(メニューの [ツール] - [言語]) |
Pro版のみ
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ロギング | タグ(KEYENCE)/ 変数(OMRON)を一定周期で読み出し、画面に表示しながらCSVファイルに記録 |
Free版では、メニューの Pro版の機能に [Pro] と表示されます。選ぶとライセンス登録の案内が出ます。
2. ライセンスの登録
- メニューの [ヘルプ] - [ライセンス...](英語表示では [Help] - [License...])を開きます。
- メールで届いたライセンスキーを貼り付けて [登録] を押します。
添付の.licファイルを [ファイルから読込...] で読み込むこともできます。 - タイトルバーが
CipMes2026 Pro - Licensed to (名義)になれば登録完了です。
- 1回登録すると、同じPCのすべてのOSDツール(ComCom2026 など)でPro機能が使えます。
- ライセンスは
%APPDATA%\OSD\osd.licに保存されます。 - インターネットに接続していないPCでも登録・利用できます。
- 1つのライセンスにつき、1台のパソコンで使用できます。
ライセンスの期限
- ライセンスに使用期限はありません。一度購入すると、そのバージョンはずっとPro版として使えます。
- 新しいバージョンをPro版として使える期間(更新期限)は、購入後1年です。
- 更新期限までにリリースされたバージョンは、期限が過ぎてもPro版として使い続けられます。
- 更新期限より後にリリースされたバージョンはFree版として動作します(起動時にお知らせを表示します)。
- 更新期限は、メニューの [ヘルプ] - [バージョン情報...](英語表示では [Help] - [About...])で確認できます(
Updates until: 年-月-日と表示されます)。
3. ロギング
メニューの [ツール] - [ロギング...] で開きます。
ロギング画面はメイン画面とは別に自分でPLCに接続します(UCMM)。
メイン画面で別の操作をしていても、ロギングはそのまま続きます。
ロギング画面を複数開けば、複数のPLCを同時に記録できます(CSVファイルは画面ごとに作られます)。
設定
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続先 | PLCのIPアドレス。開いたときはメイン画面の送信先が入ります |
| メーカー | KEYENCE(Tag指定サービス)/ OMRON(変数読み出し) |
| 周期 (ms) | 読み出しの周期。10 ~ 3600000 ms |
| 保存先フォルダ | CSVファイルを作るフォルダ。初期値は ドキュメント\CipMes2026
|
記録する項目
表に1行ずつ入力します。最後の空の行に入力すると行が増えます。行を選んで Delete キーで削除できます。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 記録 | オフにすると、その行は読み出さず、CSVにも書きません |
| タグ名 / 変数名 | KEYENCEはタグ名、OMRONは変数名(例: MyVar、MyArray[0]) |
| データ型 | 値の表示の仕方(下の表) |
| 現在値 | 最後に読み出した値 |
| 状態 |
OK または エラーの内容 |
| データ型 | 表示 |
|---|---|
| AUTO | 応答に含まれるデータ型で表示(初期値)。データ型が分からないときはバイト列 |
| HEX | バイト列のまま(例: 01-00-00-00) |
| BOOL ~ LWORD、STRING | 指定したデータ型として表示。BYTE・WORD・DWORD・LWORD は16進数 |
開始と停止
[開始] を押すと接続し、CSVファイルを作って記録を始めます。もう一度押すと停止します。
記録中は、設定と表は変更できません。
- CSVファイルは開始するたびに新しく作ります。ファイル名は
CipMes2026_(IPアドレス)_(日付)_(時刻).csvです。 - 1行目は見出し(日時、タグ名…)、2行目から1周期ごとに1行です。
- 日時は
yyyy/MM/dd HH:mm:ss.fffの形式です。 - 読み出せなかった値は
#ERRになります。 - 文字コードはBOM付きUTF-8です(Excelでそのまま開けます)。記録中でもExcelで開いて見ることができます(読み取り専用)。
- [フォルダを開く] で保存先フォルダを開きます。
画面下の表示
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| 状態 | 停止中 / 接続中... / 記録中 / 再接続待ち |
| サンプル数 | CSVに書いた行数 |
| 周期遅れ | 読み出しが周期に間に合わなかった回数。多いときは周期を長くするか、項目を減らしてください |
| ファイル | 記録中のCSVファイル |
切断されたとき
PLCの電源断やケーブル外れなどで切断されたときは、5秒ごとに接続し直します。
その間も1周期ごとにCSVに #ERR の行を書くので、どの時間帯に記録できなかったかが分かります。
全項目の読み出しが3周期続けて失敗したときも、切断とみなして接続し直します。
リストの保存と読み込み
[リスト保存...] で、接続先・メーカー・周期・保存先フォルダ・記録する項目をファイル(JSON)に保存します。
[リスト読込...] で読み込みます。設備ごとにリストを作っておくと便利です。
前回の設定は %APPDATA%\OSD\CipMes2026\logging.json に自動で保存し、次に開いたときに読み込みます。
注意
- 1周期の中で、項目を1つずつ順番に読み出します。項目が多いときや周期が短いときは、周期遅れが増えます。
- 長時間の記録では、ロギング画面の送受信はメイン画面のログ(DUMP・メッセージログ・cip_log.txt)には出しません。
- PCがスリープすると記録が止まります。長時間記録するときはスリープしない設定にしてください。
4. 言語
メニューの [ツール] - [言語](英語表示では [Tools] - [Language])で選択します。Free版でも使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語 | 日本語(初期値) |
| English | 英語 |
切り替えはすぐに反映されます。
英語の表記は、KEYENCE・OMRONのマニュアル(KV-8000 User's Manual「4-5 Explicit Messages (Server) Function」、OMRON EtherNet/IP Units Operation Manual W465)に合わせています。
もともと英語で表示している項目(Connect、ServiceCode など)は、日本語表示でも英語のままです。
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