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ONLYOFFICE DocsとChamiloの連携方法

Posted at 2022-10-13

ONLYOFFICEとChamiloの連携について

ONLYOFFICEでは、ONLYOFFICE DocsとChamiloを連携させ、ドキュメントライブラリ内でオフィス文書を編集するための公式コネクタを提供しています。ONLYOFFICEのコネクタはGitHubのページからダウンロードすることができます。

Chamilo用ONLYOFFICEコネクタの動作については、APIドキュメントをご覧ください。

主な機能

テキストドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションの編集と閲覧
リアルタイムでのドキュメントの共同編集：2つの共同編集モード（高速と厳格）、変更履歴モード、コメント、そしてビルトインチャット
JWTのサポートにより、適切な権限を持つユーザーを除いて、誰もドキュメントにアクセスできないように、トラフィック保護

サポートされるフォーマット

編集・閲覧用：DOCX, PPTX, XLSX

バージョン1.1.2での新機能

追加された機能：

セキュリティのフィルタリング
DOCX、XLSX、PPTX形式の閲覧オプションを追加
JWTに対応

変更点：

ドキュメントスタイルの変更
コードスタイルのマイナーチェンジ

全ての変更履歴はこちらでご覧いただけます。

ONLYOFFICE DocsとChamiloの接続について

必要条件

ONLYOFFICE Docs（ドキュメントサーバ）6.2以降

Chamiloからもエンドクライアントからも解決・接続可能なONLYOFFICE Docsのインスタンスが必要です。また、Chamiloに直接POSTできる必要があります。

ONLYOFFICE Docsのインストールについては、公式ドキュメントのページをご参照ください。

Chamilo v1.11.14 以降

ONLYOFFICE DocsとChamiloは、別々のコンピュータにインストールすることも、同じマシンにインストールすることも可能です。その場合、デフォルトではONLYOFFICE DocsもChamiloも80番ポートで動作するため、ONLYOFFICE Docsのためのカスタムポートを設定する必要があります。Docker、Ubuntu、CentOS、Windowsに対応する手順をご参照ください。

ONLYOFFICEコネクタ for Chamiloのインストール

Chamilo v1.11.16から、ONLYOFFICEコネクタがプリインストールされています。有効にするには、以下の手順を実行します。

１．Chamiloの管理ページに移動し、ポータルのプラグインセクションを選択します。
２．プラグインリストで、ONLYOFFICEプラグインを選択し、「選択したプラグインを有効にする」ボタンをクリックします。

Chamiloのバージョンが1.11.16より低い場合、以下の手順でONLYOFFICEコネクタをインストールしてください。

GitHubページからコネクタをダウンロードします。
Chamilo 管理画面に移動し、「Plugins（プラグイン）」を選択し、「Upload plugin（プラグインをアップロードする）」ボタンをクリックします。
onlyoffice.zipファイルをアップロードしてください。プラグインリストが表示されます。
Chamiloのルートフォルダからターミナルを使用してcomposer installを起動します。
プラグインリストに戻り、ONLYOFFICEプラグインを選択し、「Enable（有効にする）」をクリックします。

ONLYOFFICEコネクター for Chamiloのアップデート

コネクタを最新版にアップデートするためには、あらかじめインストールされているデフォルトのプラグインフォルダを、新たに収集したプラグインと入れ替える必要があります。

ステップ1：新バージョンのコネクタが入ったフォルダを用意します。

GitHubページからダウンロードし、アーカイブを解凍してください。

cd /tmp && wget https://github.com/ONLYOFFICE/onlyoffice-chamilo/releases/download/vX.X.X/onlyoffice.zip

ここで、vX.X.Xは必要なコネクタのバージョンです。

unzip onlyoffice.zip

または、コネクタを収集することもできます。

１．コマンドを実行して、このリポジトリの最新バージョンを取得します。

git clone https://github.com/ONLYOFFICE/onlyoffice-chamilo
cd onlyoffice-chamilo

２．サブモジュールを取得します。

git submodule update --init --recursive

３．すべてのファイルを収集します。

mkdir /tmp/onlyoffice-deploy
mkdir /tmp/onlyoffice-deploy/onlyoffice
cp -r ./ /tmp/onlyoffice-deploy/onlyoffice
cd /tmp/onlyoffice-deploy/onlyoffice
rm -rf ./.git*
rm -rf */.git*

ステップ2：古いコネクタフォルダを削除します。

１．ルートフォルダでターミナルを開きます。
２．以下のコマンドでフォルダを削除してください。

rm -rf /var/www/html/chamilo-x.x.x/plugin/onlyoffice

chamilo-x.x.xはお使いのChamiloのバージョンです。

ステップ3：新しいコネクタフォルダをchamilo-x.x.x/plugin/ディレクトリに移動します。

１．ルートフォルダでターミナルを開きます。
２．以下のコマンドでフォルダを移動します。

cp -r /tmp/onlyoffice-deploy/onlyoffice /var/www/html/chamilo-x.x.x/plugin/

chamilo-x.x.xはお使いのChamiloのバージョンです。

ONLYOFFICEコネクタをChamiloに設定する

プラグインページでONLYOFFICEを探し、Configureをクリックします。設定ページが表示され、以下のパラメータを設定することができます。

文書編集サービスのアドレスに、Chamiloから文書編集サービスにアクセスする際に使用するアドレスを入力します。
シクレットキーフィールドに、データの署名に使用する秘密鍵を指定します。

ONLYOFFICEとChamiloの連携でJWTを有効化する

不正なアクセスからドキュメントを保護するために、ONLYOFFICEエディタはJSON Web Token (JWT)を使用します。このトークンは、ドキュメントエディタが初期化されたとき、および内部のONLYOFFICE Docsサービス間のコマンドの交換の間に、構成に追加されます。秘密鍵は、ONLYOFFICE Docsへのリクエスト時に、JSONウェブトークンに署名し、トークンを検証するために使用されます。

ドキュメントを保護するために、トークン検証を有効にし、ONLYOFFICE Docs設定ファイルで独自の秘密鍵を指定し、コネクタ設定でも同じ秘密鍵を指定する必要があります。

ステップ１：ONLYOFFICE Docsを設定する

１．任意の利用可能なテキストエディターで local.json ファイルを開いてください。

Linuxの場合 - /etc/onlyoffice/documentserver/local.json
Windowsの場合 - %ProgramFiles%\ONLYOFFICE\DocumentServer\config\local.json
Dockerの場合 - docker exec -it <containerID> bash コマンドを使用してONLYOFFICE Docsコンテナに入り、/etc/onlyoffice/documentserver/local.jsonを開いてください。

２．3つのセクションでfalseの値をtrueに変更して、トークン検証を有効にします。

services.CoAuthoring.token.enable.browser
services.CoAuthoring.token.enable.request.inbox
services.CoAuthoring.token.enable.request.outbox

３．3つのセクションのsecret valueを独自のテキスト文字列に置き換えて、独自のシークレットキーを指定します。秘密鍵は同一である必要があります。

services.CoAuthoring.secret.inbox.string
services.CoAuthoring.secret.outbox.string
services.CoAuthoring.secret.session.string

{
  "services": {
    "CoAuthoring": {
      "token": {
        "enable": {
          "request": {
            "inbox": true,
            "outbox": true
          },
          "browser": true
        }
      },
      "secret": {
        "inbox": {
          "string": "yoursecret"
        },
        "outbox": {
          "string": "yoursecret"
        },
        "session": {
          "string": "yoursecret"
        }
      }
    }
  }
}

４．変更内容を保存します。
５．設定変更を有効にするために、サービスを再起動します。