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英語を身に付けるための、正しい努力の仕方

Last updated at Posted at 2024-10-11

はじめに

英語を日本語のように自由に使いたいと思っている皆さんへ、この記事をお届けします。

「英語の勉強方法が分からない」 「資格は取ったけれど話せないまま...」など、英語に関する悩みのある方は多いのではないでしょうか。

外国語学習は多くの時間と労力を要します。そのため、努力の仕方を間違えると勉強が辛くなったり、会話ができずに挫折することもあります。そうならないために、この記事では自分が正しいと信じている英語の学び方を説明します。最も重要な心構えから、実践した勉強法まで、すべてお伝えします。

自己紹介

新卒でIT業界の会社へ未経験入社した人間です。英語を話すようになって6年経ちます。
大学では国際系の学部にいたので、英語に関することには少し自信があります。
留学経験はありますが、それ以前から英語は話していました。
資格だと英検1級やTOEIC930などを持っています。
Qiita初心者です。

一番大事なマインドセット

「英語を使って〇〇したい」をモチベーションにしましょう!
英語はコミュニケーションのツールです。点数を追って「英語を身に付ける」ことに集中しすぎると、英語を使うことの楽しさを感じられず挫折しやすくなります。
ですから、自分の好きなことを英語で楽しむことを意識してほしいです。
音楽好きの方なら洋楽を聴く、歌詞を歌えるようになるなどが例ですね。
「好き」という感情はそのまま長期的なモチベーションになりますし、学習過程をずっと楽しくしてくれます。
ぜひ、ご自分の「英語で~したい」を見つけてください。

実践的な勉強方法

文法

文法の勉強には参考書を使いました。皆さんも自分に合ったものを使ってください。
自分は高校生の時にEvergreenという本を読みました。解説が丁寧です。
https://www.iizuna-shoten.com/book/sub_english/overall-english-evergreen/

3技能(スピーキング以外)

YouTube・TEDを視聴する

何でもいいので、自分の興味のある動画を観てください。
ご自分が好きなものに関する知識だけでなく、自然な言い回しやイントネーションの付け方・色々なアクセント・音声変化等が無料で学べます。その時に必ず字幕や自動翻訳を見ながらシャドーイングをしてください。

発音練習

過小評価されがちですが、とても大事です。
英語と日本語では声の出し方や口回りの筋肉の使い方が違いますので、筋トレだと思って毎日コツコツ続けてください。Googleで「(単語) pronunciation」と調べれば発音は学べます。自分の発音を客観視するために、自分の発音を録音することを強くお勧めします。自分の声を聴くのが嫌いだという方が大多数だということは承知ですが、この効果は絶大です。日本語アクセントが好きでない方は、これをやれば無くなります。

語彙の勉強

発音と同じくらい大事です。
語彙については終わりがありませんので、出会った単語をコツコツ覚えていくのがいいと思います。参考書や単語帳の中にはあまり使わない単語が含まれていることがあり、学習効率が悪いので(e.g. flabbergasted使われてるの人生で1回しか見たことない)、英語学習関連書籍での単語勉強はおすすめしません。

ディスコースマーカーを学ぶ

And, But等、文章の流れを相手に伝えやすくする単語・フレーズをディスコースマーカーといいます。ライティングやスピーキングで必須ですので、必ず覚えてください。
ググれば一覧が出てきますので、見やすいサイトで勉強してください。

フォニックスについて学ぶ

フォニックスは、英語圏の子どもが読み書きを学ぶために開発された方法です。ジェスチャーや歌・ストーリーを通じてアルファベットの音を学びます。これにより知らない単語の7割のスペリングが理解でき、効率的に英単語を習得できます。おすすめのYouTubeプレイリストとチャンネルを以下に紹介します。

1つ目は、イギリスのフォニックス教材Jolly Phonicsを紹介したプレイリストです。学生時代のアルバイトでも使いました。教材は子ども向けですが、大人でも楽しめます。
「What is Phonics?」と「For Teachers」のプレイリストから見始めるとよいです。
https://www.youtube.com/@LittleLearnersVideos
上のチャンネルには日本語訳がないため、敷居が高いと感じたら、2つ目のチャンネルをおすすめします。ここでは、日本語でフォニックスの実践的な場面を学べますが、フォニックス自体の説明はありません。
https://www.youtube.com/@aiueophonics

多読

目につく英語は片っ端から読みましょう。知らない単語・フレーズが出てくる度にその意味を調べるといいのですが、全てをメモして覚えて…とすると挫折する人が殆どなので、とりあえず分からない単語・フレーズは飛ばして、文脈から意味を推測したり、出現頻度が高ければ意味を調べるとよいと思います。
ちなみにiPhoneユーザーの方は分からない単語を長押し選択してLookupすれば意味が手軽に調べられます。

Phrasal Verbsを勉強する

日本語で句動詞というそうです。動詞のように機能する2単語以上の組み合わせを指します。
これは特に初学者の方には必須ではありませんが、より繊細・あるいは場に応じた表現を身に付けたい方には強くお勧めします。こちらも語彙と同様、出会ったものを覚えていきましょう。

スピーキング

とにかく話す

以上7点は外部からのインプットを反芻するものですが、実際に英語を話すには自分の考えを言語化する訓練も必要です。学んだ語彙・フレーズ等は実際に使い続けることでしか定着しません。友人と英語で話したり、国際交流のアプリ・オンライン英会話に登録したりして、積極的に英語を使う機会を作ってとにかく話しましょう。どうしても相手が見つからない場合は、小さなトピックを作って(昨日見た映画の感想・今日の予定等何でも)それについてのスピーチを録画することをお勧めします。
その時に、失敗を恐れないようにしましょう。皆さんが母語で話すときにも言い間違いや文法ミスは日常茶飯事だと思います。況や外国語をや、です。

英語で思考する

語彙力がある程度ついたら、日常生活で英語を使って考える習慣を身につけましょう。
そのためには、英語を使わざるを得ない環境を作ることが効果的です。日本では完全に英語だけで生活するのは難しいですが、工夫次第で実現可能です。具体例として:

  • 自分の思考を英語で声に出す。
  • スマホやPCの言語設定を英語にする。
  • 調べものを英語で検索する。
  • 日本語で学んだことを英語でノートにまとめる。
  • 日本語の書かれたものを部屋から取り除く。
  • 洋画や洋書、洋楽に多く触れる(YouTubeで日本語の動画を「興味なし」と報告したり、日本語の広告をブロックしたりして、英語コンテンツを優先的に表示させる)。

これらを実践することで、英語を使う機会を増やせます。

英語がある程度身につくと

実際に英語ができるようになって実感したことです。
皆さんのモチベーションになるか分かりませんが書いておきます。

  • アクセスできる情報量・機会の数が増える
  • 努力の習慣が身につく(外国語学習以外でも身につきますが)
  • 自然と論理的に話せるようになる
  • 色々な国の友達ができる
  • 仕事が見つかる(英会話スクールなど)
  • 新しいアイデンティティを得る(長期間英語を話すとモノの考え方が少しずつ変わり、人格が増えたように感じて面白いです)

おまけ

この記事に直接関係しませんが役に立ちそうなことを書き並べておきます。

検索テク

  • 意味を調べたいとき
    (調べたいこと) meaning
  • 類義語を調べたいとき
    synonyms for (調べたいこと)
    (調べたいこと) alternatives
    alternatives for (調べたいこと)
  • 対義語を調べたいとき
    antonyms for (調べたいこと)
  • 語源を知りたいとき
    (調べたいこと) etimology
  • 意味や使い分けを比べたいとき
    (調べたいこと1) vs (調べたいこと2)

使ったサイト・アプリ・書籍

  • TIME
    高校生の頃、海外の時事情報が好きだったのでリーディングや単語の勉強のために紙媒体で購読していました。学校の授業中に読んでいました。
    https://time.com/
  • Duolingo
    40カ国語以上の4技能が勉強できるアプリです。Duoっていう鳥がかわいいです。
    1レッスン4分前後で出来るので、朝起きたとき・空いた時間に気軽に勉強できます。
    英語学習では使いませんでしたが、他の外国語の勉強で使っています。
    https://en.duolingo.com/
  • CodeCademy
    入社初日からプログラミングの勉強に使っています。
    様々なプログラミング言語が中級レベルまで無料で学べます。
    https://www.codecademy.com/
  • Full stack open
    JavaScriptベースのWeb開発が学べるサイトです。
    React・Redux・Node.js・Mongo.DB・GraphQL・TypeScriptが一度に学べます。
    フロントエンドの勉強に使っています。日本語非対応。
    https://fullstackopen.com/en/

終わりに

この記事では英語を学ぶ上で重要なマインドセットと、具体的な勉強方法を書きました。
今回は英語に特化していますが、他の外国語を身に付ける上でも通用すると思います。
記事の内容が少しでも皆さんの役に立てば幸いです。
内容に関する質問やマークダウンの書き方のアドバイスがある方はコメントお願いします!

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