VoiceVox Engine(音声合成などのAPIを含むVoiceVoxのエンジン部分)で設定できる環境変数についてまとめました。
背景
Docker ComposeなどでVoiceVoxを利用する際に詰まったので、READMEに書いてある環境変数についてまとめて書いてあると便利だと思いました。
注意点
- 2024/10現在のREADMEから読み取ったもの
- ほとんどの環境変数は実行時オプションで上書き可能
一覧
変数名 | 意味 |
---|---|
VV_DISABLE_MUTABLE_API | 1のとき、辞書機能などのデータを変更するAPIを無効化する |
VV_CPU_NUM_THREADS | 音声合成を行うCPUのスレッド数 |
VV_OUTPUT_LOG_UTF8 | ログの文字コード。1のときはUTF8に固定、それ以外の場合は環境依存になる |
VV_PRESET_FILE | プリセットデータが保存されているファイルのパス。指定しない場合、実行ファイルと同じ場所にあるpreset.yamlを検索する。 |
その他
VoiceVoxは現在開発中のライブラリですので、環境変数周りもIssueなどで色々と変更や議論があるようです。
起動引数・環境変数の詳細な仕様についてdocs/にドキュメントを作りたい #759
CORSの設定を環境変数で変えることは可能でしょうか #669