3行でまとめると
- 無償で使えるRDFトリプルストアのうち、もっとも質がいいらしい「Openlink Virtuoso」(Win版)をインストールする
- 環境変数をいじって、ローカルPC上にサーバーを建てる
- ローカルホストからアクセスしてみる
1. SourceForge でインストーラーを入手する
OpenLink Virtuoso (Open-Source Edition) - Browse Files at SourceForge.net
上記から、ページ真ん中あたりにある緑のボタンをクリック
Win版のインストーラーがダウンロードできるのでそれを実行する
2. 環境変数を変更する
2.1 ダウンロードされた場所を確認し、絶対パスをコピーする
- ex.)
C:\Program Files\OpenLink Software\Virtuoso OpenSource 7.2
- 配下に、
bin
,lib
,database
,doc
,hosting
,vad
,vsp
などが並んでいるフォルダが%VIRTUOSO_HOME%
になる (次節を参照)
- 配下に、
2.2 システム環境変数に「%VIRTUOSO_HOME%」を追加
※ windows キーを押して「cont」または「こんと」と入力すると、「コントロールパネル」が現れる
スタートメニュー
>> コントロールパネル
>> システム
>> システムの詳細設定
>> 環境変数
システム環境変数の「新規」を押して、以下の情報を入力しOKを押す
- 変数名:
VIRTUOSO_HOME
- 変数値:
(前節 でコピーした絶対パス)
さらに、システム環境変数の「Path」を探し出し、以下の2つのpathを追加
%VIRTUOSO_HOME%\bin
%VIRTUOSO_HOME%\lib
(※ Windowsにおいては、バックスラッシュの扱いに気をつけること)
3. サーバーを起動し、localhost:8890 へアクセスしてみる
インストールがうまく行っていれば、スタートメニューに「Virtuoso Services Control」なるものが追加されていると思う
これを実行すると、許可こそ求められるものの見た目には何も変化がない
そこでブラウザから、localhost:8890 へアクセスすると以下のような画面になっているはず
インストール 完了!
4. うまく行かない可能性について
4.1 インストーラーがコケる
前提として、Visual C++ 2010 (2012~ ? かもしれない) が必要となるかもしれない。
- cf. バイナリ版での [Prerequisites] (http://vos.openlinksw.com/owiki/wiki/VOS/VOSUsageWindows#Prerequisites)
4.2 ローカルサーバーが起動しない
まずは環境変数を確認する
Openklink社がいうに「システム環境変数に設定してね」とのことなので、ユーザー環境変数に追加した場合うまく機能しないかもしれない
また、絶対パスをコピペしたときに場所を間違えているかもしれない
末尾のスラッシュやら、ディレクトリの正しい位置やらを確認されたい
参考文献
zip版でインストールする方法について
- VirtuosoをWindowsにインストールする « OKBPのブログ (最終更新 2014-05-27)