概要
以前適当にセットアップした弊デスクPCのopenSUSE Tumbleweedの起動が遅くて地味に不便だったのでなおしました
原因
# systemd-analyze critical-chain
上記のコマンドを入力すると、systemdの起動パフォーマンスについて問題があるところがハイライト表示されて出てきます。
- 初期化に最も時間がかかったクリティカルなユニットが特定できる(らしい)
すると、スクショ忘れましたがswap関係が赤く染まっていたので、おそらくswap関連に問題があることがわかりました
解決
swap関連で何かが起こっていることがわかったので、ググると次のページがヒットしました
System Recovery Disk (SRD) を使用した Linux サーバーのリカバリ完了後にシステムの起動時間が長くなる
- このページによると、単独パーティションとしてswapパーティションが存在する場合、この問題が発生することがあるとのことでした。
- わたしの環境も同じで、SSD上に単独パーティションとしてswapパーティションがあるのでこの問題が発生しているようでした。
rlysleepynick@rlySUSEpc ~> lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
sda 8:0 0 111.8G 0 disk
├─sda1 8:1 0 50M 0 part
├─sda2 8:2 0 111.2G 0 part
└─sda3 8:3 0 551M 0 part
sdb 8:16 0 931.5G 0 disk
└─sdb1 8:17 0 931.5G 0 part
sdc 8:32 0 465.8G 0 disk
└─sdc1 8:33 0 465.8G 0 part
sdd 8:48 1 14.8G 0 disk
├─sdd1 8:49 1 14.8G 0 part
└─sdd2 8:50 1 1M 0 part
sr0 11:0 1 1024M 0 rom
nvme0n1 259:0 0 232.9G 0 disk
├─nvme0n1p1 259:1 0 256M 0 part /boot/efi
├─nvme0n1p2 259:2 0 16G 0 part [SWAP] ←これ
├─nvme0n1p3 259:3 0 80G 0 part /home
└─nvme0n1p4 259:4 0 136.6G 0 part /var
/usr/local
/srv
/root
/opt
/boot/grub2/x86_64-efi
/boot/grub2/i386-pc
/.snapshots
/
GRUB 設定ファイルの修正
先ほどのサイトを参考にして、/etc/default/grub
を編集し、以下のように変更しました。
(変更前) GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="splash=silent resume=/dev/disk/by-uuid/6bde5af3-0aca-4258-94e6-a75a7f6a35d3 quiet security=apparmor mitigations=auto"
(変更後) GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="splash=silent resume=UUID=6bde5af3-0aca-4258-94e6-a75a7f6a35d3 quiet security=apparmor mitigations=auto"
ちょうど、直接UUIDを渡すような挙動に変わったような感じです。
UUIDは lsblk -f
で出てきます。
変更したら、grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
をして再起動 & 完了です。