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AIの1回の質問の値段(電気代)はいくら?

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ChatGPT Image 2026年10月3日 03_08_45.png
AIを1回使うと、いくらかかるのか。そして世界全体では、いくらになるのか。公開されている一次情報だけで計算しました。

結論を先に書きます。

1回あたりの電気代は 約0.01円(ChatGPT 0.34 Wh / Gemini 0.24 Wh、各社の自己発表値。1kWh=31円で計算)
毎日10回×1年でも 38円。個人の負担としては無視できる水準
ただし世界全体では年間約170億円(全AI合計1日50億回と置いた筆者の推定。公式な合算値は存在しない)
ボトルネックは電力ではなかった。制約は別のところにある(4つあり、本記事ではそのうち1つを書きます)
IEA予測では 2030年に世界のデータセンターが日本1国分の電力を消費(2024年 415 TWh → 2030年 945 TWh)
日本も 2024年 19 TWh → 2034年 57〜66 TWh(Wood Mackenzie)。今後10年の電力需要増の60%がデータセンター
以下、順に書きます。この記事では単位を極力使わず、金額と身近な量に換算して書きます(数字の原データは末尾に置きました)。

まず、1回いくらか
各社が自分で公表している数字です。

AI 1回のお金 出典
ChatGPT 約0.01円 Sam Altman のブログ
Gemini 約0.007円 Google 公式(2025年8月)
100回つかって、やっと1円です。毎日10回、365日つかっても 1年で38円。

ちなみにGoogleは、この1年でGeminiの1回あたりの消費を33倍改善したと発表しています。手を抜いているわけではありません。

ここで終われば、いい話でした。

世界全体を足すと
使用者数(各社の自己発表)

AI 利用者 時点
ChatGPT 1週間に10億人 2026/7/31 OpenAI
Gemini 1か月に10億人 2026/8 Google
Claude 1か月に2億4,500万人 2026
米国の成人 49%が利用 2026/2 Pew
ChatGPT単独で 1日25億回。1秒あたり約29,000回です。

ここからは筆者の推定です。 全AIの合算回数を公表している組織はありません。そこで全体で1日50億回と置きました(控えめな値です)。

期間 電気代 相当する規模
1日 約4,650万円 11万5千世帯の1日分
1か月 約14億円 ―
1年 約170億円 12万8千世帯の1年分
電力以外も同じ方法で計算しました。

1年で 相当
水 約47万トン 25mプール 約1,300杯
CO2 約5.5万トン 杉 約390万本の年間吸収量
そして、これから増える
ChatGPTの週間利用者数の推移です。

2025年2月 … 4億人
2026年2月 … 9億人
2026年7月 … 10億人
1年半で2倍以上。 増加要因は3つあります。

未利用層がまだ多い … 米国の成人ですら49%
1人あたりの利用回数が増える
エージェント化 … これが最大の要因
3つ目について補足します。

従来のLLM利用は「1リクエスト=1推論」でした。しかしエージェント(Claude Code、Codexなど)は、1回の依頼に対して内部で何十回も推論を回します。 調べて、実行して、失敗したら直して、また調べる。ユーザーの操作は1回でも、内部の処理回数はまったく別物です。

利用者数 × 利用回数 × 1回あたりの処理量 が同時に増えています。

実際にエージェントの消費電力を実測した人がいます。その数字は、普通のチャットとは桁が違いました。 具体的な数値と、それが何倍なのかは有料記事に書いています。

IEAの予測
世界のデータセンターの電力消費
2024年 415 TWh(約9,600万世帯の年間使用量)
2030年 945 TWh(日本1国の年間消費とほぼ同等)
日本国内も同じ傾向です。

2024年 19 TWh → 2034年 57〜66 TWh(約3倍)
1,500万〜1,800万世帯の年間使用量に相当
今後10年の国内電力需要の伸びの60%がデータセンター(Wood Mackenzie)
ボトルネックは電力ではなかった
ここが、調べていて一番意外だったところです。

「発電所を増やせばいい」と思っていました。違いました。

足りなくなるものが4つあります。そのうち1つだけ書きます。

水です。

2030年にデータセンターが新規に必要とする水は、ニューヨーク市の1日分の使用量に相当すると言われています。

電気は作れます。でも、それを冷却する水がありません。

残りの3つは有料記事に書きました。そのうちの1つが、この記事で一番意外な話につながります。

そして、解こうとしている組織がある
調べていくうちに、この問題を本気で解こうとしている組織があると分かりました。やろうとしていることが、普通ではありません。

はじめて読んだとき「これは本当か」と思い、何度も一次情報を確認しました。本当でした。

SFではありません。すでに実験段階に入っています。

動いているのは 5つ。世界最大規模の企業、著名な起業家の企業、そして国の政府が2つ。

ばらばらに見えて、全部同じ方向を向いています。全部、電力と資源のためです。

そして、ここが一番意外でした。

その2つの政府のうち、1つは日本です。

しかも来年の話ではありません。2026年度 ―― いま動いています。

日本が世界初になるかもしれないことがあります。

電力と資源が足りない。そのために世界最大の企業も、国の政府も動いている。いったい、何をしようとしているのか。

続きは note の有料記事に書きました
答えは、有料部分の1行目で書いています。もったいぶりません。

有料部分の内容

電力と資源のために、人間は何をしようとしているのか(1行目で答えを提示)
足りなくなるもの、残りの3つ(うち1つが最も意外な話に接続)
なぜ、そこまでする必要があるのか
地球上だけで解く方法はないのか
これから何が起きるのか(5つの予測・時期と確信度つき)
+ AIエージェントは、通常のチャットの何倍の電力を使うのか   そして、なぜエージェント向けプランだけ価格が10倍するのか

約12,000字 / 約30分 / 出典19件 / 1,980円

事実と筆者の推定は完全に分離しています。推定には必ずその旨を明記しました。調べる前の想定が3つとも外れたので、それもそのまま書いています。

▼ 詳しい分析は note にまとめています(有料、Xでのリポストで割引あり!)
https://note.com/nextsurvive/n/n3a94a89a785a
数字の原データ
本文では単位を使わず金額と身近な量に換算しましたが、検証用に原データを置いておきます。

項目 値 出典
ChatGPT 1回 0.34 Wh Sam Altman
Gemini 1回 0.24 Wh / 水 0.26 mL / CO2 0.03 g Google(2025/8)
全AI 1日(推定) 1,500 MWh = 約4,650万円 筆者推定(50億回 × 1kWh 31円)
全AI 1年(推定) 0.55 TWh = 約170億円 同上
世界DC 2024年 415 TWh → 2030年 945 TWh IEA「Energy and AI」
日本DC 2024年 19 TWh → 2034年 57〜66 TWh Wood Mackenzie
参考にした情報(一部)
Google「Measuring the environmental impact of AI inference」(2025年8月)  https://cloud.google.com/blog/products/infrastructure/measuring-the-environmental-impact-of-ai-inference
Sam Altman「The Gentle Singularity」  https://blog.samaltman.com/the-gentle-singularity
IEA「Energy and AI」  https://www.iea.org/reports/energy-and-ai
Wood Mackenzie「Japan data centers power demand」  https://www.woodmac.com/press-releases/japan-data-centers-power-demand/
残りの出典は、有料記事に19件すべてリンク付きで載せています。

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