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Amazon Q Business ApplicationとJiraを連携してみた

Last updated at Posted at 2023-12-31

はじめに

re:Invent 2023で登場したAmazon Q Business Applicationについて、Adamの基調講演内でデモが紹介されました。その映像の中で、チャット上でチケットの作成を要求するとJiraの設定画面が表示されていました。

本記事では、Amazon Qのプラグインの機能を利用し、Jiraと連携する方法を紹介します。

設定方法

今回は既存のアプリケーションにJiraを連携させます。アプリケーションの作成方法はこちらの投稿を参考にしてください。

1. Jiraの設定

JiraはFreeプランを利用しました。Googleアカウントは連携せず、メールアドレスを設定し登録しています。

image.png

初期登録完了後、任意のプロジェクトを作成し、URL「https://xxx.attrassian.net (xxx部分は設定により異なる)」の情報をメモしてください。

Amazon Qの設定では上記URLに加え、APIトークンの情報が必要となります。
以下ATTLASOANアカウントの設定ページより作成します。

「Create API token」を押下します。

image.png

ラベルは判別可能な任意の値を入力し、「Create」を押下してください。

image.png

API tokenが表示されますので、コピーしてメモ帳などに張り付けてください。画面を消すと、確認することができなくなるため、再作成が必要です。

image.png

2. Amazon Qの設定

AWSマネジメントコンソール上で、Amazon Qの設定画面を開きます。「Applications」より作成したアプリケーションを選択します。

image.png

左ペインより「Plugins」を選択します。

image.png

「Add Plugin」を押下します。

image.png

2023年12月末時点で、以下の4つのサービスが選択可能です。

  • ServiceNow:インシデント作成が可能
  • Jira:イシュー作成が可能
  • Salesforce:ケース作成が可能
  • Zendesk:チケット作成が可能

今回はJiraを選択します。

image.png

「Service access」は、「Create and use a new service role」を選択します。URLは先ほどメモしたJiraのURLを入力してください。

image.png

「Authentication」でJiraのログイン情報を入力します。「Choose an option」で「Create and add new secret」を選択し、AWS Secrets Managerのシークレットを設定します。

image.png

「Secret name」は、「QBusiness-Jira-」から始まるよう設定します。「Jira username」は、Jiraアカウントのユーザ名(メールアドレス)を入力します。「API token」は先ほどコピーしたJiraのトークンを入力します。

image.png

作成したシークレットを選択したら、「Add」を押下し設定は完了です。

image.png

3. 動作確認

「Preview web experience」を押下し、Jiraと連携されているか確認しましょう。

image.png

「I want to create issue」と入力すると、イシューの起票画面が開きます。

image.png

プロジェクト、サマリー、連絡先のメールアドレスを入力し、「Create」を押下します。今回はFreeプランのため、優先度を設定するとエラーとなります。

image.png

イシューの作成が完了したと返答があるため、記載されているURLにアクセスします。

image.png

確かにJira上でイシューが作成されていました。

image.png

最後に

現在はイシューの作成のみ可能で、他の操作は対応していないため、利用はかなり限定的になります。今後のアップデートにより、さらに利便性が向上することを期待します。

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