Claude Code に作業を任せていると、「今の、止めたかった」という瞬間があります。私の場合は、予約投稿や商品の公開など外部に書き込む作業を任せているので、止めたいときに確実に止まる仕組みが欲しくなりました。
そこで、Claude Code の フック(PreToolUse / PostToolUse) を使って、書き込み系のツール呼び出しにガードを掛けるプラグインを作りました。Python 標準ライブラリだけ、スクリプト1本です。
この記事の続き(動くコード付き)は、本『AIエージェントに無人で書き込ませる前の実装ガイド ― 二重送信・暴走・夜間停止を防ぐPython』の第9章「Claude Code 自体へのガード:エージェントの危険な操作を止める」に書きました。第1〜2章は無料で読めます。
無料・登録不要:この記事の内容を含む「AIエージェント 本番前チェックリスト」(25項目・1ページPDF・日本語)を、そのままダウンロードできます。
https://github.com/neuralalpha-ai/downloads/blob/main/agent-ops-preflight-checklist-ja-v1.0.pdf
できること
対象は Bash・Write・Edit・MultiEdit・NotebookEdit(何かを変える呼び出し)です。
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緊急停止:プロジェクトに
.claude/STOPというファイルを置くと、すべての書き込みが止まります(~/.claude/STOPなら全プロジェクト、環境変数AGENT_STOP=1でも可)。 -
危険なコマンドのブロック:main への force-push、
rm -rf ~、curl ... | sh、DROP DATABASE、git reset --hard origin/main、chmod -R 777を止めます。 - 1日の回数上限:たとえば「投稿スクリプトは1日2回まで」をプロジェクトごとに設定できます。
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記録:実行の前に
attempt、後にdoneを.claude/guardrails/ledger.jsonlに書きます。doneのないattemptは「完了したか分からない呼び出し」なので、再実行の前に確認できます。
止めた理由は Claude 側にも表示され、「意図した操作ならユーザーに設定の変更を頼むように」というメッセージも一緒に渡します。
インストール
Claude Code で次の2行です。
/plugin marketplace add neuralalpha-ai/agent-guardrails
/plugin install agent-guardrails@neuralalpha
python3 が PATH にある必要があります(Windows で python しかない場合は、フックが失敗して「止めない」側に倒れます)。
設定(任意)
プロジェクトの .claude/guardrails.json に書きます。
{
"allow_ids": ["curl-pipe-shell"],
"deny": [
{ "id": "no-prod-deploy", "pattern": "deploy.*--env\\s+prod", "reason": "本番デプロイはCI経由" }
],
"daily_caps": [
{ "id": "posts", "pattern": "post_once\\.py", "max": 2 }
]
}
設計で気をつけたこと
- 設定ファイルが壊れていたら止める:JSON の書き間違いで、ルールが黙って無効になるのが一番怖いので、読めない設定は「ブロック」にしました。
- ガード自体の想定外エラーは止めない:逆に、スクリプトのバグでセッション全体が動かなくなるのも困るので、それ以外の内部エラーは通して、記録にだけ残します。
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止めるのは人が外す:
/agent-guardrails:stop-agent offを頼まれても、Claude は STOP ファイルを消せません(書き込みがブロックされているので)。外すのは人の操作にしています。
限界
これは「Claude Code のツール呼び出し」へのガードです。cron や CI、自分のボットのように Claude Code の外で動くスクリプトは見ていません。そちらは、スクリプト側に同じ仕組み(記録帳・緊急停止・上限)を入れる必要があります。その考え方は前の記事に書きました。
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この記事の内容は、本『AIエージェントに無人で書き込ませる前の実装ガイド ― 二重送信・暴走・夜間停止を防ぐPython』の第9章「Claude Code 自体へのガード:エージェントの危険な操作を止める」で、動くコード付きで解説しています。
本の第1章・第2章は無料で読めます。まず無料の章から合うか確かめてください。
Kindle 版(Amazon)もあります。端末で読みたい方はこちらからどうぞ。
無人で書き込みをさせる前のチェック項目(25項目・日本語・PDF)は無料で配布しています。
https://neuralalpha.gumroad.com/l/agent-ops-preflight-ja?utm_source=qiita&utm_medium=article
スクリプト側の記録帳(1ファイル)はこちら。
https://github.com/neuralalpha-ai/agent-write-ledger
手元の仕組みをまず15分で点検したい方には、無料の本も用意しました(実際に起きた5つの失敗と、それぞれ3分で確かめる手順)。
https://zenn.dev/neuralalpha/books/agent-ops-free-checks