0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

kintoneの「野良アプリ」はどうやって見つけるのか 〜アプリ棚卸しを“構造”で考える〜

0
Posted at

はじめに

kintoneを長く使っていると、
いつの間にかこんな状態になります。

  • 誰が作ったのか分からないアプリがある
  • 何に使っているのか説明できない
  • でも消すのは怖い

いわゆる 「野良アプリ」 です。

この記事では、
kintoneがもともと持っている情報を使って
野良アプリを見つけ、管理していく考え方をまとめます。

野良アプリとは何か

まず定義を整理します。

この記事でいう野良アプリとは、

  • 作成者が不明、またはすでに退職・削除されている
  • 最終更新が古く、誰も触っていない
  • 用途や責任者を説明できない

といった 「管理の意思が存在しないアプリ」 です。

重要なのは
「悪いアプリ」ではなく
「管理されていない状態」 である点です。

技術的に確認できるメタ情報

kintoneのアプリには、運用判断に使える
メタ情報がいくつかあります。

  • アプリ作成日時
  • アプリ作成者
  • アプリ更新日時
  • アプリ更新者

これらは普段あまり意識されませんが、
棚卸しでは非常に強力な材料になります。


① 作成者が消えているアプリ

まず一番分かりやすいケースです。

  • アプリ作成者がアカウント削除済み
  • 作成者情報が空、または辿れない

この時点で
管理主体が存在しない可能性が高い。

最優先で棚卸し対象になります。


② 日時・更新情報から「怪しさ」を見る

作成者がまだ存在していても、
管理されているとは限りません。

ここで見るのが以下の組み合わせです。

  • 作成日時がかなり古い
  • 更新日時が数年単位で止まっている
  • 更新者が不明、または一貫性がない

これらが重なると、

「誰も責任を持って触っていない」

状態である可能性が高くなります。


③ それでも残るアプリは「分類」で管理する

上記だけでは判断しきれないアプリも残ります。

そこで有効なのが
アプリを意図的に分類することです。

例としては、

  • 業務アプリ
  • 検証用
  • 一時利用
  • 野良アプリ

といった具合です。

重要なのは
「正しい分類」ではなく
判断を保留せず、状態を明示すること。

これにより、

  • 一覧で抽出できる
  • 定期的な見直し対象にできる

という運用が可能になります。

一覧ではなく「構造」で見ると分かること

ここまでの話は、
一覧で見ても十分に意味があります。

しかし、アプリ同士の関係(参照・連携)を
構造として可視化すると、
もう一段深い気づきが得られます。

  • 野良アプリが特定の業務領域に集中している
  • あるアプリ群の周辺だけ管理が弱い
  • 境界が曖昧なところに野良アプリが溜まる

つまり、

問題のあるアプリ
ではなく
問題が生まれやすい構造

が見えてきます。

まとめ

  • 野良アプリは突然生まれるものではない
  • メタ情報を組み合わせれば兆候は見える
  • 最後は「削除」よりも「管理の意思」を作ることが大事

kintoneのアプリ棚卸しは、
技術というより 運用設計の話です。

完璧なルールを作るより、
あとから意味を持つ余白を残す。

それだけで、
野良アプリは「把握できる存在」になります。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?