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「何が足りないの?」を解消。kintoneプロセス管理で条件を可視化する重要性

Last updated at Posted at 2025-11-25

kintoneのプロセス管理を初めて触ったとき、正直こう思いました。

「条件満たしてないとステータス遷移ボタンが出ないって……
ユーザーに“何が足りないのか”分からないじゃん?
これ、仕様という名の欠陥では?」

たぶん、同じことを感じた人は多いはずです。
ボタンが出ない理由が一切画面に出ない。
複数条件(AND/OR)や日付関数が入ると、もう“伏魔殿”。

image.png


📌 でも実は、これ “kintoneが悪い”わけではない。

プロセス管理は本来、
「業務ルールの一貫性を保つために、次へ進むべき条件をシステムで担保する」
という非常に強力な仕組みです。

しかし kintone は “汎用業務プラットフォーム”。
“どんな現場でも使える”ことを優先して
「条件をユーザーに見せるUI」までは標準搭載しないという哲学なんです。(たぶん)

その結果──

  • 条件式はユーザーには隠れている
  • ボタンが出ない理由はユーザーに一切提示されない
  • 現場では「押せないんだけど??」が発生

つまり、“設定者” と “現場”で乖離が起きている状態です。


🎯 そこで必要なのが「条件の可視化」

プロセス管理の条件を業務で使いこなしたいなら、
「条件を満たさない理由が可視化される仕組み」 が必須になります。

そこで作ったのがこれ:

👉 プロセス管理 条件チェックプラグイン(試用版あり)

image.png

📝 ユーザー視点:現場で何が変わるか?

このプラグインを入れると、プロセス管理が現場で以下の「武器」に変わります。

  • ✅「押せない」理由が即座に判明:
    「このボタン、なんで出ないの?」という疑問がなくなります。どのフィールドに何を入力すればボタンが出現するかが、リアルタイムに画面に表示されます。
  • ✅誤入力・確認作業の劇的な減少:
    入力漏れや条件を満たさない日付の誤入力などが、可視化されたチェックリストによって防げます。
  • ✅業務ルールの理解促進(教育コスト削減):
    条件そのものが画面に出るため、新入社員や異動者へのプロセスルールの教育がスムーズになります。

⚙️ 技術視点:何を実現しているか?

kintoneの設定者に向けた、この機能のコアな仕組みです。

  • 難解な filterCond の完全分解:
    設定者が書いた JSON の filterCond 文字列を解析し、構造化します。
    • AND / OR、ネスト構造の処理
    • like / in / = / != などの比較演算子の分離
    • FROM_TODAY() などの日付関数の正確な評価
    • 数値、文字列、日付の型判定と正確な比較
  • 「1条件=1行」の可視化ロジック:
    上記の分解結果に基づき、各条件を独立した行として扱い、現在のレコード情報と照合して ❌(未達)/ ✅(達成) を明示的に表示します。

filterCond が実際どれだけ複雑なのか

例として、こういう条件があったとします:

((顧客区分 = "法人" AND 契約日 <= TODAY()) 
 OR (見積書番号 != "")) 
AND ステータス != "下書き"

これ、人間が即座に読める構造ではないですよね。
図解するとこうなります👇

条件の分解(Mermaid)

これだけで「押せない理由」が分からないのも当然だと分かります。


📈 結果:プロセス管理が“使える機能”に変わる

この可視化が入るだけで現場はこう変わります:

  • 「押せない理由」が見える
  • 誤入力が劇的に減る
  • 条件と業務ルールの理解が深まる
  • 属人化が解消される
  • 現場教育がしやすくなる

つまり──
kintone標準で“惜しい”部分を補強すると、プロセス管理は最高の武器になる。


🧩 まとめ

kintoneのプロセス管理は、
「条件満たさないとボタンが出ない」という特性ゆえに
“分かりにくい”と感じることがよくあります。

でも、それは欠陥ではなく、
「可視化を外部で補う前提のシンプルな汎用設計」 なんです。

だからこそ、
フィールド条件の可視化ツールを組み合わせると爆発的に使いやすくなる。

プロセス管理を“現場で使える機能”にしたい方は、
ぜひ一度チェックしてみてください。

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