Microsoft Learnを用いたMicrosoft Azure Administrator(AZ-104)の試験内容をまとめる投稿です。
この投稿ではMicrosoft Learnで学ぶ内容をできるだけ簡潔にまとめております。
Azureの勉強を一から始め、AZ-900取得後の資格としてAZ-104取得を目指している方の参考になれば幸いです。
※AZ-900の内容は本投稿では省略しております。再度復習したい方は下記をご参照ください。
Azure Fundamentals(AZ-900):試験合格に向けた学習内容のまとめ
今回の学習内容
◆「Azureリージョンペア」
◇対応するMicrosoft Learn ラーニングパス
AZ-104:Azure での ID とガバナンスの管理
◇対応するモジュール
Azure リージョンを特定する
※前回の投稿は下記から確認できます。
Azure Administrator(AZ-104):Azure での ID とガバナンスの管理「Azure AD管理単位」
Azureリージョンペア
Azureリージョン
リージョンについてはAZ-900の学習まとめで扱っておりますので、復習したい方は下記をご参照ください。
・Azure Fundamentals(AZ-900):クラウドの概念について説明する「信頼性と予測可能性」「セキュリティとガバナンス」
・Azure Fundamentals(AZ-900):Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する「Azure物理インフラストラクチャ」
Azureリージョンペア
ほとんどのAzureリージョンは同じ地域内の別のリージョンとペアになっている
⇒リージョンレベルの障害や更新における可用性を確保可能(DR戦略)
リージョン間レプリケーション
・リージョンペア間でサービスやデータのレプリケートが可能 = リージョン間レプリケーション
・すべてのAzureサービスが自動的に復旧やレプリケーションをするわけではない
⇒使用するAzureサービスによっては利用者が設計する必要あり
・リージョン間レプリケーションはサービスごとに設計可能
リージョン間レプリケーションの利点
◆物理的分離
・リージョンペアのデータセンター間最小距離は原則300マイル(483km)
・自然災害、社会不安、停電、物理ネットワーク障害が両方のリージョンに影響する可能性が少なくなる
◆プラットフォームから提供されるレプリケーション
・geo冗長ストレージ(GRS)などの一部サービスには自動レプリケーション機能あり
◆リージョン復旧順序
・広範囲に障害が発生した場合、すべてのペアで一方のリージョンの復旧が優先
・ペアにまたがってデプロイされているアプリについては、ペアのどちらかが必ず優先的に復旧
◆順次更新
・計画的なAzureシステムの更新はリージョンペアで時間的に調整されて実施
・更新障害時のダウンタイム、バグの影響、論理的障害を最小限に抑えることが可能
◆データの保存場所
・リージョンは有効セットとして同じ地域内に存在
⇒税/法の執行を目的としたデータ保存場所の要件を満たすため
リージョンとリージョンペア使用時の考慮事項
◆リソースとリージョンのデプロイを検討
・ほとんどのAzureサービスではリソースデプロイ時にデプロイ先のリージョンを選択
◆リージョンによるサービスサポートを検討
・一部のサービスや仮想マシンの機能は特定のリージョンでのみ利用可能
◆リージョンを必要としないサービスを検討
・Azureの一部のグローバルサービスはリージョンの選択が不要
例:Azure AD、Microsoft Azure Traffic Manager、Azure DNSなど
◆リージョンのペアリングの例外を検討
・リージョンによっては例外的なペアリングになることがある
例:ブラジル南部のセカンダリリージョンは米国中南部
例:インド西部は一方向のみでペア
◆データ保存場所の利点を検討
・リージョンペアを活用すればデータ保存場所の要件を満たすことが可能
次の学習内容
◆Azureサブスクリプション
学習内容をまとめたページの一覧