「Python 3 エンジニア認定実践試験」合格体験記
はじめに
はじめまして。現在、技術職の社会人です。
現在、業務では、Dart という言語を使用していて、Python は最近あんまり書いていません。個人的な話ですが、Dart の学習をするときは、Python と比較しながら学習を進めました。
この記事では、私が「Python 3 エンジニア認定実践試験」に合格しましたので、参考書や学習方法などを紹介させていただきます。
この記事が「試験勉強がうまくいかない」や「どうやって始めればいいんだろう」という人の参考になれば幸いです。
前提
-
Python 歴:5 年目
- 取得済み資格:「Python 3 エンジニア認定基礎試験」
- 分野:機械学習・深層学習
- これまでに学習に使用したことがある参考書
「Python 3 エンジニア認定基礎試験」を受験予定の人は、私が過去に投稿した『「Python 3 エンジニア認定基礎試験」合格体験記』をご覧ください。
無料で「主教材」・「公式問題集」の入手方法
この記事を投稿した現在、無料で「Python 3 エンジニア認定実践試験」の「主教材」を貰うことでできるキャンペーンが実施されていました。
詳しい方法は、公式サイトをご覧になって欲しいです。流れとしては、以下の通りです。
- 受験申し込みをする。
- SNS で受験宣言をする。
- 公式サイトから応募する。
私は X で以下のようなツイートをしました。
出題範囲
出題範囲は主教材である技術評論社「Python実践レシピ」より以下の比率で出題します。
章立て | 出題率 (%) | 備考 |
---|---|---|
1章 Pythonの環境 | 2.5 | |
2章 コーディング規約 | 5.0 | |
3章 Pythonの言語仕様 | 17.5 | |
4章 Pythonのクラス | 7.5 | |
5章 タイプヒント | 5.0 | 5.2 mypy は除く |
6章 テキストの処理 | 10.0 | |
7章 数値の処理 | 0.0 | 出題なし |
8章 日付と時刻の処理 | 5.0 | 8.4 dateutilは除く |
9章 データ型とアルゴリズム | 12.5 | 9.3 bisectは除く9.5 pprint は除く |
10章 汎用OS・ランタイムサービス | 5.0 | |
11章 ファイルとディレクトリへのアクセス | 5.0 | |
12章 データ圧縮とアーカイブと永続化 | 0.0 | 出題なし |
13章 特定のデータフォーマットを扱う | 5.0 | 13.3 configparser は除く13.4 PyYAML は除く13.5 openpyxl は除く13.6 Pillow は除く |
14章 インターネット上のデータを扱う | 5.0 | 14.3 Requests は除く14.5 emai は除く |
15章 HTML/XMLを扱う | 0.0 | 出題なし |
16章 テスト | 7.5 | 16.4 pytest は除く16.5 pydoc は除く |
17章 デバッグ | 5.0 | 17.3 traceback は除く |
18章 暗号関連 | 2.5 | 18.3 cryptography は除く |
19章 並行処理、並列処理 | 0.0 | 出題なし |
学習に使用した参考書やサイト
Pythonエンジニア育成推進協会監修 Python実践レシピ
- 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が指定する主教材。
- 網羅的に書いてあるので、これだけでも十分学習できる。
Documentation
- 公式ドキュメント
ディープロ | プログラミングとIT資格試験の勉強ができる ディープロ
- 「認定模擬問題」であるため、傾向を掴むことができた。
- 模擬試験が無料で何回でも受験することができた。
模擬試験アプリ - Python3エンジニア認定基礎/データ分析/実践試験 - ExamApp
- レベル別で試験が用意されている。
- 一問一答で気軽に取り組むことができる。
- 無料で、解説を読むことができる。
Python の環境
使用したエディタ
私は VSCode (Visual Studio Code) を使いましたが、他のエディタでも構いません。
VSCode の拡張機能
私と同じように、VSCode (Visual Studio Code) を使う方は最低限上記の拡張機能を入れる必要があります。
人工知能の研究者向けの内容ではありますが、Python のコードを書く上であると便利な拡張機能はこの記事に記載しています。
学習方法
情報収集
まず、試験範囲の概要を知るために、【解説】Pythonエンジニア認定実践試験を拝見し、試験のおおよその内容を調査兼勉強を行いました。
現状確認
その後、ディープロの模擬試験に挑戦しました。結果は、1000 点中 725 点でした。間違いの確認をした結果、Python 標準ライブラリの itertools
、shutil
、secrets
、io
、urllib
が含まれている問題が主でした。
勉強段階前期(主教材ない)
この結果を踏まえ、上記のライブラリを中心に公式ドキュメントとインターネット上で公開されている記事や動画を活用し、学習を進めました。
また、参考記事等に記載した記事などを活用して学習を進めました。
勉強段階後半(主教材あり)
主教材のコードをひたすら実行していきました。特に、私の経験が少ないライブラリを中心に実装をしました。
ある程度、学習を主教材を用いた学習を終えたら、再度模擬試験を受験しました。
あとは、この実装と模擬試験のサイクルを繰り返すと着実に知識が定着します。
おわりに
この記事では、私の「Python 3 エンジニア認定実践試験」合格体験記を書かせていただきました。
この記事がみなさんの勉強の参考になれば幸いです。
また、みなさんが試験に合格することを心から願っています。
謝辞
私が「Python 3 エンジニア認定実践試験」の合格できたのは、Qiita の記事などを投稿しているエンジニアの方々や企業様のおかげです。心より感謝申し上げます。
参考記事等
一度でも、拝見させたいただきた記事等を以下に載せます。
出題範囲外の内容もあります。ご注意ください。
Qiita
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