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こんにちは、「社内ネットナビ」です。
この記事では、YouTube動画で解説した 「クレームベース認証」 の内容をQiita向けに再構成してご紹介します。
「ADとADFSの連携」「属性ベースの認可」など、気になるキーワードをまとめて整理していきましょう。
🎯 本記事でわかること
- クレームベース認証の基本概念
- ADFSによる認証の流れ
- Azure AD・Okta・Ping Identity などのモダンID基盤との関係
- 現代的な認証方式としての活用例
🧠 そもそもクレームベース認証とは?
「クレーム(Claim)」とは、ユーザーに関する属性情報(例:氏名、所属部署、ロール)を意味します。
クレームベース認証では、以下のような流れで認証・認可が行われます。
- ユーザーがログイン
- 本人確認後、ID基盤が トークン を発行
- トークンに「クレーム(属性情報)」が含まれる
- アプリケーションがその情報を元に認証・認可を実行
👉 ポイントは、「誰が」「何をできるか」を 属性情報で判断する ところです。
🔁 認証の流れ(AD + ADFS + Zscalerの場合)
以下は、ADFSを用いたクレームベース認証の流れの一例です。
[ユーザー端末]
↓ ログイン
[Active Directory]
↓ 本人確認・認証
[ADFS]
↓ クレームを含むSAMLトークン発行
[Zscaler]
↓ クレームを解析してアクセス制御(例:営業部マネージャー)
この仕組みにより、Zscaler はユーザーの属性に基づいた 柔軟なアクセス制御 を実現します。
🌐 クレームベース認証を活用する主要サービス
クレームベース認証は、ADFSに限らず以下のようなプラットフォームで幅広く活用されています。
✅ クレームベース認証のメリット
- 属性に基づいたきめ細やかなアクセス制御
- ID連携やシングルサインオン(SSO)と親和性が高い
- クラウド・オンプレどちらにも対応
- ゼロトラストモデルの前提構成として最適
📝 まとめ
観点 | 内容 |
---|---|
定義 | クレーム(ユーザー属性)を含んだトークンで認証・認可 |
特徴 | 柔軟・安全・スケーラブルな認証方式 |
対応サービス | ADFS、Azure AD、Okta、Ping、Salesforce、Google など |
「クレームベース認証」は、レガシー技術ではなく、むしろ モダンID基盤の核 です。
特にクラウドサービスと連携する場合は、これを知らずして設計できません。
🎥 参考:解説動画はこちら
YouTubeでもこの内容を図解とともに解説しています👇
👉 【一緒に学ぶ(AD関係)】あなたはクレームベース認証って知ってますか?
👤 この投稿を書いた人
- 情シス歴10年のフリーランスエンジニア
- 現場の学びを「等身大で整理」する発信中
- YouTube / Qiita / X で自分の勉強の整理をしつつ、みんなも一緒に学べる
図解・スライド・動画をゆるく投稿しています
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